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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico32大嵐の前の軽風
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出展物もあるみたいやし」
「んで、次にベルカ料理展だな」
私たち楽しみ隊は、北区→中央区(いま居るのがここだね)→南区と回るように予定を組んだ。西区と東区はまた別の日に来よう。というわけで、さっそくバス(イギリスとかにある2階建てバス)に乗って、北区カムランへ向かう。
「北区でやってる技術展の出展者って、ミミルさんだよね」
すずかちゃんが出展者記録を見てそう言った。ベッキーちゃんに「お知り合いなのですか?」って訊かれたことで、この中で一番関わりが深いはやてちゃんが説明する。ミミルさん。ミミル・テオフラストゥス・アグリッパさん。はやてちゃんやアインスさんと一緒に、リインフォースU――リインを生み出したすごい科学者さん。シャルちゃんのお家で会って以来まったく顔を合わせてないなぁ。
「なるほど。古代ベルカの技術に精通した方なのですね」
話を聴いたベッキーちゃんは納得したようで、「一度お会いしてみたですね〜」そう微笑んだ。
「一応親しい間柄やと思うけど、リインが生まれてからは直接逢ってへんなぁ・・・。何度か連絡取ってるだけやわ」
「そういやそうだっけ。つうか、はやてとアインス、そんでリイン以外のあたし達って、ミミルの使い魔に会ったことねぇんだよな」
「リインも会ったことないですよ? 通信にも出ませんですし」
そう言ったヴィータちゃんとリインに「ミミルさんにも使い魔いるんだ」私はそう返した。正直な話、ミミルさんと話したのって出会ったあの日の1回きりだし。だから、はやてちゃんたち八神家以外の私たちのこと憶えてくれてるのかな、って心配になる。
「うん。ウサギを素体にした使い魔でな。こう、頭にウサ耳があるんよ」
はやてちゃんはウサギの耳を表すように両手を頭に乗せてぴょこぴょこ揺らした。ウサギの使い魔さんか〜。私、狼素体の使い魔のアルフとザフィーラ(使い魔扱いしたら怒られそうだけど)、そして猫素体のアリアさんとロッテさんのリーゼ姉妹しか知らないから、ちょっと新鮮。
「到着ですぅ〜!」
そうして20分ちょっとのバスの旅を終えて、私たちは北区カムランの地に降り立った。ちょっと肌寒い感じかな。
「ここからはわたしが案内するな〜♪ 目的地は技術展の出展場所、ブリーゼ広場♪ こっちやよ〜♪」
はやてちゃんがバスガイドのお姉さんみたく私たちの目的地であるブリーゼ広場の方へ指を差した。ザンクト=オルフェン全区での芸術強化月間って言うちょっとしたお祭りもあって、街路には結構な人だかりが出来てる。
「おぉ、見えてきたな」
その人たちの合間を縫うように街路を進むこと10分ちょっと。目的地のブリーゼ広場に辿り着いた。なんて言うか、真っ先に視界に入ったのは大砲だった。砲身が2門あって、下の砲身
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