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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico32大嵐の前の軽風
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賛成派のアリシアちゃん達が拳を振り上げた。そんで話に乗せられた反対派のわたしらは「ごめん、シャルちゃん、ルシル君」肩を落として謝るしかなかった。でもまぁ、2人のデートがちょっぴり気になってたこともあったことも事実で、ルシル君たちへの謝罪半分ルミナへの感謝半分やったのは秘密や。
・―・―・終わりやね・―・―・
ルミナに乗せられるまま、わたしら特戦班はザンクト=オルフェンへとやって来た。やって来たのはメンバーの内、わたし、リイン、ヴィータ、すずかちゃん、なのはちゃん、フェイトちゃん、アリサちゃん、アリシアちゃん、ルミナとベッキー先輩とセレスちゃん、そんでジョン君や。シグナムとシャマルとザフィーラ、そんでアルフは、別荘の食糧の買い出しなどでお留守番や。
「カリーヴルストかぁ〜。良いセンスね、イリス」
カリーヴルストってゆうカレー粉が降りかけられたソーセージを食べるルシル君とシャルちゃんの様子を、望遠モニターを使って離れたところで観る。美味しそうやなぁって思うてると、きゅるる〜、ってお腹が鳴る音が近くから聞こえた。
「お腹空いたですぅ〜」
頬を赤くしてお腹を押さえるリインにわたしらは微笑み合って、近くのファストフード店へと向かう。そこはハンバーガーの店やった。店主のお姉さんがわたしらを見ると表情を輝かせたんが判った。わたしらみんなの注文をしてくれてるルミナとセレスちゃんと、店主のお姉さんの会話を聞く限りやと、どうやら2人はこの店の常連らしい。
「はーい。みんな、持ってって〜」
「私とルミナのお勧め! ステーキバーガー!」
わたしら人数分のハンバーガーとポテト、そんでイチゴのシェイクセットの乗ったトレイをルミナとセレスちゃんから受け取った。割り勘かと思えば、「え? あぁ、私とセレスのおごりだから」ルミナがウィンクしてくれた。
「ザンクト=オルフェンの味をみんなに知ってもらうためにね。お姉さんからの奢りなのだよ♪」
セレスちゃんがえっへんって胸を張った。そうゆうわけでここはお言葉に甘えて「ご馳走になります!」みんなで2人にお礼。それから席に戻って、みんなで「いただきます!」してパクッと食べる。そんな中、わたしはリインのお出かけバッグの中からリイン専用の食器を取り出す。そんで、リインのハンバーガーを少し分解して「はい、リイン」のお口サイズに切って食器に乗せる。
「ありがとうですぅ、はやてちゃん! いただきますです♪」
小さなフォークでパン、ステーキ、レタス、トマトの順で食べるリイン。わたしもステーキバーガーを頬張る。うん、美味しい。みんなで微笑ましく食べてると、「ぶふっ!」ルミナとベッキー先輩とセレスちゃんが突然シェイクを吹き出した。ゲホゲホ咽る3人の背中を擦るすずかちゃんとなのはちゃんとフェイ
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