第1章:ぼっちな姫は逆ハーレムの女王になる
なお珠希はBluesである
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に膝を――いや訂正、膝を上げたらつい顔面に入ってしまっただけだ。狙いを外さないように後頭部の髪の毛を掴んだのも思わず振り払おうとしたら掴んでしまっただけだ。意図してやったわけではない。鼻骨が折れたような感触がニーソ越しにも伝わり、実際おびただしい量の鼻血が流れてきたようだが。
顎も鼻も正中線上にある鍛えようのない箇所だ。正確には顎の裏と鼻の下なのだが、そこを的確に狙える腕はまだ衰えていない珠希が、鼻血に呻く上級生男子の無防備な背中に踵落としを食らわせたところ、彼は河岸に打ち上げられた鮪のごとく大きく仰け反ったかと思うと気を失ってしまった。
「この女ぁ……っ!」
あっという間に三人もやられて焦ったのか、サブリーダー格らしい一人が右拳を振り上げて迫ってきた。
その迫力はなかなか、普通の女子であれば萎縮してしまうものだったが、意識のスイッチが完全に戦闘状態になっている珠希には、隙だらけで後先考えず突進してきた野良犬のごとくいかにもいなしようがあった。
足場は柔らかめの土の地面と具合が悪かったものの、突進してきた男子の懐に潜り込むと同時に、珠希はその右腕を奪い、一本背負いの要領で大きく相手の身体を跳ねあげた。もちろん柔道で習うように相手を案じて奪った袖を引っ張ってあげたりはしない。
これは喧嘩だ。
武術にはルールが、戦争にはクラスター禁止条約などがあれど、実のところ喧嘩と恋愛と戦争にそれほど厳格な規定はないに等しい。
基本一対一? 二股? 捕虜の人権? そんなのは他の人や組織にバレなければいい話だ。良心の呵責など唾棄して黙っていればバレないことがこの世にいくらでもある以上、バレないように立ち回るのも社会的に生き残るひとつの術である。野生のヒラタケやムキタケと間違えてツキヨタケを摘んできてもその悪意を証明されない限り、不運な間違いによる食中毒だ。稀に死んだ事例もあるが。
ましてや今の主流は法に管理・支配されている戦争ではなく欲に忠実で無法なテロリズムである。AK-47付属の偉大で過激な原理主義の経典など、ブ○クオフに売ったところで1Gにもなりやしない。むしろグ○コや某アイドルのCDみたいにおまけが目当てになっていて、本体はヤ○オクでも売れないとなると使い勝手の悪さはいよいよ馬の糞にも劣る。
同じマンチェスターのライバルクラブを語るノ○ルに負けないくらいFuc○in’を連呼できる自信すらある。まったくF○ckin’ Wonderful現実さまさまだ。
そんな馬の糞を生み出すだけの行為に、何を容赦・躊躇する意味があるのか。
人権団体や宗教家の分厚い欲の皮が貼りついた面は憤怒
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