提督の好きな人
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あきつ丸「あ、あの、提督殿」
提督「ん?あきつ丸、どうしたの?」
あきつ丸「その、提督殿は好きな人がいるのでありますか?」
提督「えぇ?あきつ丸もそういうの気になる歳頃なのねぇ」
あきつ丸「い、いえ、自分はべ別に」
提督「どうせ他の子達に頼まれたんでしょう?」
あきつ丸「は、はい」
提督「素直でよろしい。ったく、あきつ丸は此処に来てまだ間も無いのに…悪いわね、あの子達のおふざけに付き合ってもらって」
あきつ丸「自分はかまわないであります。だって、早く皆と仲良くなりたいですから」
提督「そう、あきつ丸がそう思ってるなら私もおふざけのネタにされて良かったわ」
あきつ丸「…でも、自分も少し気になるであります。その、提督殿の…す、好きな人」
提督「もう、やっぱり気になるんじゃない」
あきつ丸「すみません…」
提督「…まぁ、今暇だし、提督とお話しようか?」
あきつ丸「はぁ」
提督「まずは私が好きな人は誰かについてね。誰かというより、この鎮守府の子達みんな好きよ」
あきつ丸「へ?提督殿は女性でありますよね?お、女同士でありますか…それもこの鎮守府の皆と…」
提督「ちょっ、別に私はそっちの気は無いわよ」
あきつ丸「し、失礼しましたっ!」
提督「其れに、そんな話できゃっきゃ出来る歳でも無いわ…」
あきつ丸「て、提督殿?どうしたのでありますか?」
提督「な、なんでも無いわっ!さっきのは忘れて良いのよ?」
あきつ丸「は?自分、何も聞いておりませんよ(提督殿、歳を気になさらずとも綺麗であります)皆の事が好きな理由は何でありますか?」
提督「なんていうか、みんな可愛いのよ。自分の娘みたいでね。だから無事に作戦が終わって帰って来てくれるのが嬉しいし、中破や大破して帰ってきた時は心配で胸が張り裂けそうなくらいよ。
まぁ、提督なら誰しも同じ事を想うでしょうけど」
あきつ丸「想いは同じでも、表現の仕方は様々でありますよ。自分、此処にきてから少しだけ提督殿の事を皆に聞いたのであります。摩耶殿達が作戦から中破した状態で鎮守府に帰投した時に提督殿は「ごめんね…私が無茶な指示を出しちゃったから…怖い思いさせて…ごめんね」と泣いて抱きしめてきて、摩耶殿は少しウザいと感じたそうですが」
提督「だって…あの時みんなボロボロになって帰ってきたから、特に摩耶なんて…冷静に考えたら早く入渠させてあげれば良かったわ」
あきつ丸「それでも、提督殿が抱きしめてきたのは自分達を心配しての事だと、ちょっとだけ嬉しかったと言っていたであります」
提督「そうなの?ふふ、提督嬉しいな…今度間宮さんの所でスイーツ奢ってあげようっと…」
あきつ丸「…自分も、その
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