第二十九話 黒井大尉!ジェネラルシャドウ格好いい!!その六
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「このままです」
「天下は泰平になりその心もよくなり」
「大和撫子、日本男児が国に満ち」
「正しき。世界を主導する国家の一つとなりますね」
「そうでごわす、今我が国は太平洋経済圏三大国の一つにして国際連合常任理事国の一つ」
地位はもう築いているのだ。
「しかしでごわす」
「それに相応しい心もですね」
「備えていくのですね」
「これからは」
「真の意味で」
「それを目指すでごわす」
大和撫子、日本男児を増やし日本に満たしてというのだ。日帝衆はただ日本を国力だけをよくしてはいなかった。
道徳までも見ているのだ、公平であれ正義と義侠を愛せよ、弱きを助け強きをくじけ。媚びるな、いじめをするな、諂うな。だが。
ジャスティスカイザーの二人は違った、別に差別主義者でもないし媚もいじめも諂いもしない。弱きをいたぶり強きに従いもしない。
だが、二人は比叡山に来て言うのだった。
「お姉ちゃん出せ」
「美人のお姉ちゃん何処だよ」
「別に稚児さんとかいらないからな」
「お色気担当のお坊さんもな」
実は比叡山にはそうした僧侶もいたのだ。
「このお寺に限らず日本の坊さんは衆道だったからな」
「天狗もその影響でそっち趣味だけれどな」
「俺達はそっちには興味ないんだよ」
「女の子オンリーなんだよ」
「だから女の子出せ、女の子」
「尼さんプレイなんて最高だろ」
「地獄に落ちろ、この罰当たりが」
周囲の比叡山のお坊さんにこんなことを言う二人にだ、身長二メートルはある武蔵坊弁慶の様なお坊さん、痛快さんが鬼の持つ様な金棒で殴って来た。
「さっきから何を言っているんだ」
「だから女の子いねえのかよ」
「いたら酌させろ、酌」
「別にDT卒業の相手してくれとか言わないからな」
「遊ばせろって言ってんだよ」
「そんなことをここで要求するな」
怒ってだ、痛快さんはまた二人を殴った、金属と金属が打ち合ういい音がした。
「ここを何処だと思っている」
「だから比叡山だろ」
「延暦寺だろ」
二人もこのことはわかっている。
「伝教大師の開かれたな」
「日本屈指の名札だよな」
「まさに国家守護の寺」
「天台宗の総本山だろ」
「その神聖な山で何を言っている」
痛快さんは玄田哲章さんの声で言う、実にいい声だ。
「そんなことをしていると仏罰が当たるぞ」
「へっ、そんなもん当たったら凄いぜ」
「そうだよ、そんなこと言われて当たった奴いねえだろ」
「若しそんなのあったら今すぐ当ててみろ」
「雷でも落ちてみろ」
二人がこう言うとだ、空は晴天だったが。
二人にいきなり雷が落ちた、痛快さんはその落雷を見て言った。
「これがそうだな」
「くそっ、仏さんにまで嫌われてるか」
「俺達の嫌われ方も半端じゃねえ
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