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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第二十九話 黒井大尉!ジェネラルシャドウ格好いい!!その五
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「これはかなり」
「我慢できねえ」
「トイレの方がまだ我慢出来る」
「そんな感じだな」
 二人はそのむせ返る様な匂いに辟易しつつだった、部屋を出た、幸いその時は誰からも見られずことなきを得た。
 瞬はこの日授業の後で日帝衆の本部まで来た、日帝衆から支給された超音速ヘリである応龍に乗ってである。
 西郷の前に来てだ、彼から言われた言葉に頷いた、
「では今回は」
「比叡山でごわす」
「そこでの勝負ですね」
「種目はポーカーでごわす」
 西郷は既に海軍衆大将の軍服を着て己の前にいる瞬に述べた。
「準備はいいでごわすな」
「はい」
 その通りだとだ、瞬は西郷に海軍式の敬礼で応えた。
「今からでも」
「その心意気やよしでごわす」
「では大将」
「今から共に出撃する者のところに行ってくれ」
 同席していた山本と東郷もここで瞬に言う。
「黒井一人大尉のところにな」
「これより」
「わかりました」
 瞬は二人にも敬礼で応えた。
「ではこれより」
「ポーカーとは何か」
 西郷が言うことはというと。
「それは遊びでごわすが」
「それと共にですね」
「真剣勝負でごわす」
 まさにだ、それだというのだ。
「だからでごわす」
「はい、決してですね」
「曲がったことは許されないでごわす」
「例えそれがギャンブルになろうとも」
「日帝衆は賭博はご法度でごわす」
 これは禁じているのだ、それも強く。
「しかしでごわす」
「はい、ポーカー自体はしていまして」
「間違ってもでごわす」
「反則をしてはいけませんね」
「何があろうともでごわす」
「わかっています、私も何があろうともです」
 毅然としてだ、瞬は西郷に答えた。
「そうしたことはしません」
「そのことは頼むでごわす」
 西郷も強く言ってだ、そしてだった。
 瞬の背中を言葉で押した、そのうえで。
 瞬を黒井のところも向かわさせた、その瞬の背中を見届けてからだ。西郷は山本と東郷に感慨を込めて言った。
「悠木大将は真の人物でごわすな」
「はい、大和撫子です」
「まごうことなき」
「大和撫子は素晴らしいものでごわす」
 西郷はこうも言った。
「いなくなったと言われていたでごわすが」
「復活しました」
「まさにそれが大将です」
 瞬、彼女だというのだ。
「そして我等の中で戦ってくれている」
「このことの何と有り難いことか」
「大和撫子は復活し」
「そしてこれから日の本の女性が全てそうなっていく」
「素晴らしいことです」
「全く以てでごわす」
 西郷は感涙さえして言った。
「おいどん達のしていることは間違いではないでごわす」
「はい、日本臣民の心が蘇っています」
「道徳が備わってきています」
 尚この臣民という言葉
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