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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第172話 似た者同士
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た瞬間。愕然と目を見開いていた。
「な……なんだこりゃっ!?」
ガラスに映っていた自分の姿に絶句。
恋人であるアスナやレイナに『SAOのキリト君って、かなり女顔だったよー』とよく言われていたが、今のこの姿はそのレベルではない。背丈は、自身のALOでのアバターである小柄なスプリガンよりも低い上に細い。顔と手は色白。『透き通る様な肌』はこの時に使うモノ、と教えてくれている様。その上、唇はこれまた女の子っぽさを際立てる紅色。髪の毛は黒。頭頂部から、肩甲骨あたりまですらーっと伸びている。
因みに、SAO時代のリュウキの事も同レベルかそれ以上。と、キリトの事を女顔だと言っていたアスナ&レイナは思っていた様だけど、本気でスネちゃうかな? と思ったらしくそんなには言ってなかった。……それなりには言った様だが。
「せ、せめて、もうちょっと兵士っぽくさぁ……」
がっくりと項垂れるキリト。そんな時だ。
「うおおおお!!!」
突然、絶叫染みた声が沸き起こった。一体何処から出てきたんだ? と思える程 すぐそばに男がいたのだ。
「きょ、今日、こんなレアなアバターを2回も見れるなんて思わなかったー!」
何やら、本当に興奮している様だ。キリトは何事か?と振り向いてみると。
「お、あんたはお姉さんかい? それともお兄さんかい?? そのアバターが女物なのなら、2メガ! 男物なら5メガクレジット出すよ! ……見た所始めたばかりのようだし! アカウントごと売ってくれない??」
突然の言葉。
結構早口で言っている上に、衝撃展開を飲み込みきれずにいたキリトは言葉を理解するのに時間がかかった。
ほとんど思考停止状態、といっていいだろう。
他人が見ても明らかに女なのだ……と認識してしまったその時、思わず胸部をマサグッタ。その仕草をみた男は、全身を一通り再び見直すと。
「あぁ、あんた男なんだな?」
なぜか、たったその仕草の1つだけで見破った様だ。何とかキリトも立て直し、男の言葉の意味をタイムラグ無しで認識できる様になったから、この男が自分の性別を認識した事。それがやや不思議に思った様だ。
「あ、ああ。オレ、男……なんだけど、何で分かったんだ?」
キリトはそう聞いた。
この外見だ、一見したらまず間違いなく女なのは誰が見てもそうだろう。だが、目の前の男は、この後の展開が大体読めていたのか、興奮状態だったのに、冷静に戻っていた。
「えーっと……、因みにアバターの話だけど、ここにはコンバートしたのかい?」
「!! な、なんで??」
ぎょっとして、思わず仰け反ったキリト。この男は心の思考が読めるのか? と一瞬だが思ってしまった。確かに売れない、初期キャラではなくコン
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