暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第171話 ただの犯罪者
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に難しいか?」

 そんな中で、リュウキだけは不思議そうにそう訊いていた。

「当たり前だ!」
「「そうだよ!」」

 勿論、口を揃えつつそういうのはキリト、アスナ、レイナだ。


 そう、リタとリュウキが受けた試験……じゃなく、クエストは、その報酬はアイテムでなく魔法スキル取得。取得出来るのは魔法 《天災》のスキル。

 嘗て、リュウキがこの世界で使い……、そして消した力。


《根源元素》


 新たな運営達が、それを再現したのか、或いは最初から配信するつもりだったのか……、それは判らないが、アップデートしたものの1つだ。

 膨大な詠唱文を完全に覚える。一言一句間違えてはならずのテスト形式だ。

 間違えたら最初からであり、……いや、最初から、と言うのはそのテストが最初からじゃなく、《クエスト》そのものが最初からだ。更に鬼畜だと言えるのが、ペナルティの存在。

 再度受けるペナルティは……、受注料金が二乗していくと言うものだ。

 つまる所、ミスしまくって行ったら、各領主館の年間予算を軽くオーバーしてしまうような金額に膨れ上がってしまう。


 勿論、出題傾向はアトランダム。
 ……習得すれば、パターンは同じなのだけど、受けるテストは違った。

 リタは、魔法関連となれば、兎も角すごい。リュウキに魔法が負けたくない事もあったとは思うがそれ以上の出来で、リュウキと共にクリアをしたのだ。

 そして、テストと名のつくものなら、アスナやレイナだって負けてはいないが、単純な暗記は膨大な時間を要するし、覚える時間・期限も決まってて、3度目のトライで諦めたのだ。金銭的にも辛かったと言うのも勿論ある。

 ……レイナは4度目を行こうとしたのだが、リュウキにそれとなく止められた。

 リュウキの目からも、ムリをしてるのがよく分かったし、金銭面でもそうだ。何よりもう少ししたら新生アインクラッドが開通するかもしれない。

 新たな階層で良いアイテムがあったらどうする?と言ったり、そしてリュウキは頭を掻き、照れくさそうにしながら、《22層》という言葉も言っていた。

 その言葉で、レイナは納得した。

 ……自分が決めていた計画の事、でもあったから。そして、その想いも同じだった事が本当に嬉しかった。思わず涙を流してしまった程に。



 そして、一行は戦闘を終えて、戻ってくる。
 リズは、昔のアニメか? って思える様な爆発頭をしている。……随分と再限度が高い様だ。ギャグ方面に。

「どーよ。あんたのより、威力上がってるでしょ? そう言えば、あんたは魔法スキルどれくらいなの?」
「ああ、見事だったよ。ん。……スキルか、……420だったか?」
「っっ!!」

 リュウキ
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