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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第171話 ただの犯罪者
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、アンタも吹っ飛ぶわよ?」
リタが一瞬だけ、ニヤリと笑ったのをはっきりと見たリズ。
「え?」
リズは、思わず呆けた表情をしていた。以前にも、リタの魔法は見た事があるから、攻撃範囲は大体把握しているのだ。だから、この辺りなら、大丈夫だとタカをくくっていたのだが……。
リタは、大体何を考えているのかを悟った様で、更に笑うと。
「威力が当時のままな訳ないでしょ。魔法スキル、上がってんだから」
「ちょっ!! まっ!!」
「メテオ・インパクトってね」
リタがそう呟くと、天が開いたかの様にばっくりと割れ、そしてそこから人間大の大きさの炎を纏った岩石。……いや、隕石が降り注いだ。
まさに天災。この世の終わりとも言える光景。
怖いもの見たさ、と思ってたリズは直ぐに後悔してしまうのだった。凄まじい大爆発と共に、何とか逃げ出す事が出来たリズは、爆風に乗って、空高くにすっ飛んでしまったのだ。
勿論、シリカ達も同上。
「……成る程、所謂 たーまや。ってやつか」
「だな」
高台でその光景を見ていたのはキリトとリュウキの2人だ。
今、盛大に花火が上がった所だったからだ。……正確には落ちてきた、かな?
「嫌な事、思い出したよ」
「ん?」
「あの時、だ。……オレに無数の
隕石
(
アレ
)
を落としたろ? 洞窟だってのに」
キリトは苦笑いをしていた。あの時とは……判る。
ALOに入って数日の時の事だ。
「まぁ、オレも驚いたんだぞ? 悪魔の姿が、あの洞窟の中にあったんだからな」
「驚いたって顔か。……メチャ楽しんでただろ」
「……それは お互い様だ」
苦笑いをし合っている2人の間に入るのは2人の少女。2人にとって、大切な人達。
「もー、ほんっとに仲イイね?」
「ほんっと、そーだよね」
レイナとアスナだった。
「レイも頑張ってあれ、覚えないとね? じゃないと、リュウキ君は、リタちゃんの方が相性抜群って事になっちゃうみたいだよ?」
「ぁぅ……、あ、あんなの無理だよー。……お姉ちゃんだったら、出来るの?」
「ぅ……、そ、それは〜」
レイナの疑問を訊き、完全に目が泳いでいるアスナ。そして、続けてレイナは、キリトの方を見て訊いた。
「キリトくんは? あのクエスト、イケル?」
「ムリ! ム・リ! だ! ……なんで、ゲームなのに、センター試験みたいなの受けなきゃいけないんだ。……マークシート式じゃないから、もっとタチが悪い! それにカネない!!」
キリトは、頭上で両手で盛大に《?》マークを作りつつ、豪語する。男らしいセリフとは思えないが、それを非難する訳も無い。難易度は十二分に知っているのだから。
「……あれ、そんな
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