暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第171話 ただの犯罪者
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もある。リタは 始めこそは渋っていたものの、来るや否や、元気いっぱいだ。

 以前、リュウキと共にクリアした特別魔法クエスト《天災の力》

 超高難易度クエストであり、数多のプレイヤーが、熟練者達が、キリトやアスナ、レイナ、クライン……SAO生還者(サバイバー)達をも 遮った程のものであり、超が10程は付くであろう難易度。

 それに始めてクリア成功したのはリタとリュウキのコンビだった。

 ……そして、レイナが大層嫉妬してしまったのは言うまでもない。

 そして、アリシャもこの時、嫉妬していた。もちろん、リュウキに対して。


『リタっちと相性バッチリなのは、わたしダヨー!』


 ケットシーの特徴である尻尾を逆立たせながらそういう。リタは、顔を赤らめながら否定し、抗議をしていたのだが……、それをも見越していたのだろうか、アリシャはニヤニヤと笑っていたのは今でも覚えている。


 狩りの真っ只中で。

「あんた達、吹っ飛んでもしらないわよ!」

 リタが構えていた。無数の詠唱文が円を描き、天へと上り……そして、光を放った。

「わぁ! ちょっと待ってよ! リタっ!」

 リーファは慌てて回避行動を取る。
 何が来るのかは判っていたからだ。そして、勿論もっと驚いているのは彼女。

「ひぇぇぇ!! り、リタさんっ! わ、わたし捕まっちゃってるんですぅ!」

 動く花の化物の植物の蔦に捕らえられて、宙ぶらりんの状態になっているのは、ビーストテイマーシリカ。相棒のピナも必死にフォローをしようとしているが、モンスターに捕まったシリカを解放する様な事はできず、“きゅるるー!”とモンスターを威嚇するように鳴いていた。

 この状況は……、あの世界での事を思い出してしまう。

 あまりいい思い出ではない。釣り上げられて……、スカートの中が……。

「ならなーに? ずっと、スカートの中身をサービスし続けんの?」
「そ、それも嫌ですーーっ! り、りずさぁんっ!!」

 ぶんぶんと首を振って助けを求めるシリカ。。

「んもぉ、しょうがないわねっ!」

 そんな会話のやり取りをしていた事で、リタが発動させていた魔法に遅延が発生したようだ。その隙に、突撃していったのは、ご指名された 桜色の髪を持つ鍛冶屋(マスタースミス)兼マスターメイサーのリズベット。

 突撃し、丁度花の口下辺りを思い切りぶっ飛ばした。ごほぉっ!!と、シリカを吐き出す様に、放り投げる。

「よっしゃ、リタっ! ぶっとばしなさーい!」

 リズは、手をブンブンと振ってい合図を送る。
 一撃必殺とも言える魔法だから、やはり魔法使いと言うのはいつの時代も砲台だ。即ち、後方支援最強と言う事だ。

「構わないけど
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