暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第171話 ただの犯罪者
[4/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ことが流れ出る。
――今のは一体何だ? この死銃の力を信じずに、馬鹿をやってる奴がいるのか?
そう思うが、直ぐに頭を振って否定した。
そもそも、信じずに巫山戯てる、馬鹿をしているのは、今まさに提示版に書き込んでいる連中だ。この文面を見る限りでは、まず間違いなく死銃がもたらした現象を知っている。あの世界で、あの銃で撃った相手がどうなったのかを知っている人物だろう。
――ならば、警察関係者?
それも直ぐに首を振った。
警察が、こんな真似をするとは思えないからだ。
それに、これまで報道を確認したが、有名プレイヤーである2人の死は一切報道されなかた。事件性の薄い変死と言うものは、この日本でも至る所で起こっていることであり、そういう場合は報道などはしない。それを知り、これまで《彼》は自ら銃撃した2人の心臓が現実世界で確実に停止し、死亡に至っている事実を、この情報サイトの提示版に書き込みたかった。
その誘惑は強烈だった程だ。
――なら、いったい誰がこんな事をする? この死銃相手に。
男は考える。
その答えは、自分ではなく、他人から齎されることになった。
□ □ □ □ □ □ □
101.名も無きガンマン:
これってあれじゃね? 死銃って奴と一緒に現れたジェントルマンが降臨か!?
102.名も無きガンマン:
何それ?
103.名も無きガンマン:
>>102 ググレ、カス。
104.名も無きガンマン:
>>103 無茶言ってやるな。ジェントルマンでググっても紳士とかの説明は出るだけだって。……ってか老紳士降臨か!? そりゃ、考えてなかった! うっひゃー しびれるねぇ!!
105.名も無きガンマン:
あの音声データ持ってる奴いたら、投下プリーズ! マジかっけーし。『しがない一匹狼気取りの老害』って、ガチで言う奴、二次元だろ??
106.名も無きガンマン:
>>105.ま、GGOも二次元みてーなもんじゃん!
□ □ □ □ □ □ □
それらのやり取りを見て、はっきりとした。そして、はっきりと思い出した。
あの時
(
・・・
)
の事を。
「チッ……」
思い出したからこそ、男は思わず舌打ちをした。
そう、あのゼクシードの心臓を止めた時に現れた人物。
普通であれば、周りの様に気味悪がって近づく事なんかしないだろう。当然だ、目の前で撃ち、そして撃たれた相手が苦しみながら回線落ちをしたのだから。睨んだ通り、あの酒場にいた殆
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ