第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十話《失いの能力》
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外に出た。
俺たちは、突然のことに混乱する。
「ちょっ!ちょっと待てよ!」
しかし、ナイトは、いつもでは考えられないほどに焦っていて、もう、俺の声は聞こえていない。
仕方なく、俺たちも、その後を追おうとする。だが、その時、俺の視界に倒れる龍明と魁斗の姿が目に入った。
「龍明!魁斗!」
俺は、思わず足を止め牢屋の中の二人の名を呼んだ。しかし、当然返事は、ない。
俺が、どうするか、考えようとすると、横からカインが割って入って来て、言った。
「こんな牢屋、俺が、ぶった切ってやらぁ!!!」
しかし--------
ガッックゥキイィィィィィィィィィィィィィいいイン!!!!!!!!!
バカみたいに激しい、金属音が牢獄に響いた。そして、牢屋には、傷一つ入っていない。
それを見て、牢屋に弾き飛ばされたカインが言った。
「なっ!なんだよ!これ!そこらの金属じゃねぇぞ!」
すると、貫が言った。
「ダメだ!ここはやっぱり逃げるんだ!」
しかし、風刹は、動かなかった。
それを見て、貫が言った。
「どうしたんだよ!風刹!」
風刹は、光の剣を片手に作り出して構えて言った。
「わりぃが、先に行ってくれ、どうしてもやらねぇといけねぇことができちまった。」
それを聞いて貫が、風刹に尋ねる
「やらねぇとって、なんでおまえが!」
風刹は、少し笑って言った。
「義理って奴だな」
その言葉を聞き、俺は、風刹の横に立った。
「そうか、なら、俺も戦おう」
それに、カインも続く
「まぁ、もともと、龍明と魁斗を置いていくつもりもないしな」
空音も、俺の隣で構える。
それを見て貫も並ぶ。
「ったく、どうなっても知んねぇからな!」
全員が横に並び、一斉に男に飛びかかる。
その時、再び男の目から赤い光が放たれた。その視線は、貫と空音の目に入り、2人は、地面に倒れた。
風刹と俺は、振り返り2人に駆け寄る。しかし、カインは、相手に突っ込もうと、さらに前進する。
しかし、カインの目にも赤い光が入り込む。
ドサッ!
カインも、力なく、剣を落とし地面に倒れる。
風刹と俺は、貫と空音を支えながらも、男を睨みつける。しかし、その時、俺の目に、赤い光が射し込み、身体の力が抜けていく。
ドサッ!
隣で、風刹が倒れた。
「くっ、一体何が......」
ドサッ!
俺も、意識を失い倒れる。
それを確認し、男は、牢屋の中へと入って行った。
そして、そこへ再び、先ほどの灰色の髪の男が現れた。
「なんだか、最近来客が多いな、まぁ、こちとらとしては、嬉しいんだが」
そう言いながら、男は、俺たちの身体を牢屋に
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