暁 〜小説投稿サイト〜
千年の魂.
第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十話《失いの能力》
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
外に出た。
俺たちは、突然のことに混乱する。

「ちょっ!ちょっと待てよ!」

しかし、ナイトは、いつもでは考えられないほどに焦っていて、もう、俺の声は聞こえていない。
仕方なく、俺たちも、その後を追おうとする。だが、その時、俺の視界に倒れる龍明と魁斗の姿が目に入った。

「龍明!魁斗!」

俺は、思わず足を止め牢屋の中の二人の名を呼んだ。しかし、当然返事は、ない。
俺が、どうするか、考えようとすると、横からカインが割って入って来て、言った。

「こんな牢屋、俺が、ぶった切ってやらぁ!!!」

しかし--------

ガッックゥキイィィィィィィィィィィィィィいいイン!!!!!!!!!

バカみたいに激しい、金属音が牢獄に響いた。そして、牢屋には、傷一つ入っていない。
それを見て、牢屋に弾き飛ばされたカインが言った。

「なっ!なんだよ!これ!そこらの金属じゃねぇぞ!」

すると、貫が言った。

「ダメだ!ここはやっぱり逃げるんだ!」

しかし、風刹は、動かなかった。
それを見て、貫が言った。

「どうしたんだよ!風刹!」

風刹は、光の剣を片手に作り出して構えて言った。

「わりぃが、先に行ってくれ、どうしてもやらねぇといけねぇことができちまった。」

それを聞いて貫が、風刹に尋ねる

「やらねぇとって、なんでおまえが!」

風刹は、少し笑って言った。

「義理って奴だな」

その言葉を聞き、俺は、風刹の横に立った。

「そうか、なら、俺も戦おう」

それに、カインも続く

「まぁ、もともと、龍明と魁斗を置いていくつもりもないしな」

空音も、俺の隣で構える。
それを見て貫も並ぶ。

「ったく、どうなっても知んねぇからな!」

全員が横に並び、一斉に男に飛びかかる。

その時、再び男の目から赤い光が放たれた。その視線は、貫と空音の目に入り、2人は、地面に倒れた。
風刹と俺は、振り返り2人に駆け寄る。しかし、カインは、相手に突っ込もうと、さらに前進する。
しかし、カインの目にも赤い光が入り込む。

ドサッ!

カインも、力なく、剣を落とし地面に倒れる。
風刹と俺は、貫と空音を支えながらも、男を睨みつける。しかし、その時、俺の目に、赤い光が射し込み、身体の力が抜けていく。

ドサッ!

隣で、風刹が倒れた。

「くっ、一体何が......」

ドサッ!

俺も、意識を失い倒れる。
それを確認し、男は、牢屋の中へと入って行った。

そして、そこへ再び、先ほどの灰色の髪の男が現れた。

「なんだか、最近来客が多いな、まぁ、こちとらとしては、嬉しいんだが」

そう言いながら、男は、俺たちの身体を牢屋に
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ