第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十話《失いの能力》
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、おまえも新人だろうが!!」
魁斗は、再び大声を上げたが、何故か、今回、龍明は何も言わなかった。
それどころか、こちらを見向きもせず、前の牢屋を見ている。
魁斗は、不思議に思って龍明に声をかける。
「どうした?」
龍明は、その声にも、振り向かずただ一点を見ていた。
魁斗も、その目線を追ってそれを見る。しかし------------
「何もないな」
その時、だった、見つめる先に赤い光が突然現れ目に飛び込んできた。
「!!!」
バタッ!
龍明と魁斗は、その場に倒れた。
タッタッタッ
牢獄に、高い足音が響く。
「相変わらず、アホだな」
灰色の髪の男が現れ、倒れる龍明と魁斗を見ながら言った。
そして、つぎに逆の牢屋を見て言った。
「後10人か?もう少しだな」
そう言いながら、男は、振り返ると倒れた二人を別の牢屋に移動させる。
そして、立ち去りながら言った。
「わりぃな、このぐらいしかしてやれねぇで、上が上なもんでよ」
男は、一度牢屋の中を見ると、少し悲しい顔をしてその場を立ち去ろうとした。
だが、その時------------
ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!!!!!!
------------薄暗い牢獄に光が射し込んだ。
「ここだあぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
そう、ライトだ。そして、俺たちだ。
それを見るなり、男は、急いで姿を消した。
俺たちも、男の存在には気が付かなかった。そこにライトが言った。
「違う、急に遠くなった。」
俺は、それを聞いてライトに尋ねた。
「遠くなった?」
「あぁ」
その時、突然後ろの扉が閉ざされた。
ガシャン!
そして、一つの牢屋が開き、その中から、1人の男が現れた。
ひどく汚れ、ボロボロになった黄緑のコートを着て、身体にはいくつもの傷がある。
そいつを見て、ライトが構える。
「なんだ?おまえが相手をしてくれんのか?あまり、弱ってる奴を倒してもおもんないんだけどな!」
そう言って、ライトはボロボロの男に飛びかかる。しかし、その瞬間、男の目からライトの目に赤い光が放たれた。
それを見た、ナイトは、ライトに声をかける。
「待て、ライト!そいつと目を合わせるな!」
しかし、遅かった。ライトは、突然脱力し地面に倒れる。
一同は、それを見て騒然とする。
そして俺は、思わず言った。
「ライトが、、、やられた?」
その瞬間、俺の横のナイトが飛び出し、ライトの身体を背中にのせるとナイトにしては、珍しい大声で言った。
「全員逃げろ!!!」
そう言ってナイトは、扉を突き破って
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