第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十話《失いの能力》
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もくれず俺たちを手招きしながら先へと進んでいく。
もちろん、俺たちは、それに急いでついていく。なぜなら、悔しいが、現在、邪襲とまともに戦闘ができるのがライトだけだからだ。はぐれて、邪襲の集団に囲まれればおそらく、助かる事はない。
俺は、走るのがかなり早いライトの後を必死に追いながら、隣で表情一つ変えずに走っているナイトに言った。
「なぁ、ライトのいってる道ってあってんのか?思いつくがままに猛進してるようにしか見えないんだが!」
ナイトは、こっちを向いて苦笑いすると、言った。
「確かに、あれは何も考えてないな、でも--------おそらく合ってる」
俺は、ナイトの矛盾した言葉に尋ねる。
「何も考えてないのに、合ってる?そりゃどういう事だ?」
すると、ナイトは、額に冷や汗のようなものをかきながら言った。
「なぁに、簡単な事だ、ライトは、無意識のうちに強者を探すからな......〈この中で一番強い奴がいるところ〉間違いなく、そこに行けば龍明たちの事も分かるさ」
「な、なるほど...」
俺は、日頃ナイトは、ライトとともに行動してるとのだと考えると、改めてナイトってすごいと思ったのだった。
そんな事も知らずライトは、新手の部隊を一瞬で壁にめり込ませ、先に進む。
「いやっほおぉぉぉっい!!!」
俺は、全力でライトの後を追った。
* * *
----牢獄----
あたりは、薄暗く何かが腐ったような匂いが充満していて、地面はジメジメしている。
「ちくしょおおぉぉぉぉぉぉぉお!!!なんでこうなんだよおぅ!」
魁斗が、隣人(別に捕らえられている人々)の迷惑も考えずに叫ぶ。
その声を聞き、同居人(同じ牢屋)の龍明が、低い声で言った。
「うるせぇよ」
魁斗は、龍明の声で少しビビり、声を小さく、しかしちゃんが聞こえる音量で、龍明に言った。
「んな事言ったって、どうすんだよこ------------」
魁斗の声が龍明の低い声に切られる。
「そんな、小せぇ声で言っても聞こえねぇよ?」
魁斗は、声を大きくして、龍明とは、かけ離れたテンションで突っ込んだ。
「おめぇが、声の大きさ落とせ言ったんじゃろうが!!!」
それを聞き龍明は、だるそうに言った。
「うるせぇ、いちいち大声出すんじゃねぇ、それよりも、今はどうするか考えるんだろ?」
「聞こえてんじゃねぇか!!!」
龍明が、もう一度魁斗に言った。
「うるさぇっつってんだろぅが、隣人に迷惑だって」
すると、龍明は、目の前の牢屋に向かって言った。
「スンマセンね、こいつ新人なもんで、何もわかってないっすわ」
「いや
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