二十五章
躑躅ヶ崎館での軍議
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「・・・・武田衆」
「応さ!武田四天王が筆頭、馬場美濃守春日信房。武田が武勇を天下に示し、屋形の王道を支え奉る!」
「山本、山県、内藤、高坂、そして武藤が先導仕る!」
「御旗、楯無もご照覧あれ。愛しき人と駒並べ、天下に安寧を取り戻す」
武田衆も気合の籠った言葉と共に次は織田家となった。ちなみに兵を最小限にする事については、皆が覚えているので安心出来るが夜叉化となった兵達のお披露目はどこにしようかな?あとそれぞれの衆に蜀・魏・呉の王だった者らと一緒に戦う恋姫チームと大江戸チームをどこに配置するかが問題かな。
「掛かれ柴田の言葉を聞かせぃ!」
「織田が宿老、柴田権六!下天の夢を現とする為、この身、この槍、この命!殿にお預け致しましょう。続け三若ぁ!」
「応よー!黒母衣衆筆頭、佐々成政!一番槍はお任せを!」
「赤母衣衆筆頭前田利家!鬼共ギッタギタでーす!」
「滝川衆もぼちぼち頑張りまーす」
「き、さ、ま、らぁ!少しは気合を入れんかぁ!」
「その通りだ!もうちったー気合を入れろ!」
「ぎゃー!壬月様に一真も暴力反対ですー!」
「やーん!耳引っ張るのは堪忍ですよー!」
「二人が折檻されている今の内に・・・・コソコソ・・・・」
俺と壬月による公開折檻を受けた二人と、逃げようとしても無駄だと分かっていながらの雛を捕獲してから三若じゃなくて三バカを公開折檻をし始めた。公開折檻をしている姿を見たので、広間は更に笑いに包まれていた。
「・・・・どうも尾張衆は締まらんな」
「尾張衆らしいから、これはこれで良いと思うぞ」
皆が笑った後、広間に詰めた武士達の視線は俺へと集まってくる。なのでここで大天使化をしてから、それぞれの神仏や奥方衆代表である沙紀が俺の言葉を待つようにしていた。この連合の旗頭は俺となり、既に俺ら神仏の後輩夜叉として見ている。期待に応えるべく、俺は俺の言葉で言ったのだった。
「我の名は創造神黒鐵として、全ての武士達に告げる。今日にて、全ての鬼を根切りにしドウターを全て倒すのが我らの宿願。我らの策は、ここにいる武士達全員が生存をしている事が最大の策であるからだ。それに我らの奥方衆は、連合軍の前にて見本として戦う事をここで宣言する!我らの見本という戦をこの目で見るがいい!」
我が宣言と共に、全武士達の返事を聞いた我は大天使化を解いた。風が心地よくなり始めた甲斐・躑躅ヶ崎だったが、風の精霊がまるで出陣準備に勤しむ仲間達を優しく撫でつけていく。いよいよ最後の戦いが始まると同時に、俺とエーリカの決着がまもなく始まる。
それに俺達は元々船での移動なので、準備に手間取らない。一真隊は一真隊で任せているが、黒鮫隊の準備は念頭にしてあるがいつでも出動出来るよ
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