暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜銃声と硝煙の輪舞〜
再決意、再決心
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ァに仰向けで寝転がっていた。
天井を見つめる夜色の瞳は、どこまでも心ここにあらずと言ったように泳いでいる。
あれからテオドラが去ってからも柔法の特訓はしたのだが、イマイチ会得できるようなとっかかりは掴めなかった。
それも当然か。
自分は《絶剣》なのだから。剣以外を極められるわけがない。そういう意味でも、テオドラのあの一言は的を得ていたのだ。
自然と重い吐息が漏れ出る。
考えるなと言われても、それでも考えてしまう。
レンは、誰を見ているのか。
少なくとも、自分は見ていないのだろう。彼の視界に収まるには、自分はあまりにも非力すぎる。神装さえもまだ現出できていないのだから。
マイは自分より非力だが、それを補ってありあまるほどの《強さ》を持っている。アスナから伝え聞いた話だと、彼女があの世界樹の上に閉じ込められていた時に守り、そして心を支えたのはマイだったという。
あの少女は、今のレンにはなくてはならない人だ。実力うんぬん以前の問題として、彼女の《強さ》は木綿季の《強さ》とは違うテーブルに着いているのである。
―――ズルいな。
ぽつり、と。
その単語が胸中で響いた。
何で自分じゃないのだろうか。マイやカグラではない。それこそ小日向蓮が生まれた頃からずっと過ごしてきたのに、それなのに。
なんで。
なんで、ボクじゃない……?
笑った。怒った。泣いた。遊んだ。
あの少年とはずっと、ずっと実の姉弟のようにともに育ってきた。姉の藍子が亡くなった際も、彼は誰よりも自分の傍にいてくれて、慰めてくれた。
SAOの中でもだ。右も左も分からなかった自分をあの少年は引っ張り、今まで欠片も自覚していなかった己の力を理解させてくれた。否、させられた。
歴然とした事実のはずなのに、現実はいつも裏切る。
―――姉ちゃんも、ボクを置いていった。
鈍い痛みを伴って、普段は掘り起こさない過去が曝け出されていく。封じたはずの、嫌な自分が弾ける。
アミュスフィアをギュッと握りしめた二の腕がズキズキと痛みを発した。
「人間の中でもっとも恐ろしいものは何だと思う?」
その疑問を聞いた桑原史羽は思わず眉を顰めずにはいられなかった。
薄暗い、しかし床には細いケーブルが幾重にも重なり、連なっていて気を許すとすぐに転びそうな最新鋭の研究室の奥には、四方が二十メートルほどもある馬鹿デカい研究室の実に半分を席巻する馬鹿デカい機械が据えられていた。時折、ヴーン、ヴーン、という羽虫のさざめきのような音を発するそれは、一種心臓の鼓動めいた、生々しい生物的な蠢きを聴く者に覚えさせ、不快感を及ぼしている。
空気までもクリアに保たれている
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