三十二話:勉強と日常
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い意志を込めた眼差しをミカヤに向けるジーク。
だがミカヤはその眼差しを涼しい顔で受け止める。
こいつはどこの黒幕だと言いたくなるような態度だな。
「そうかい……。健闘を祈るよ。さて、そろそろ私はお暇させてもらうよ」
立ち上がり玄関に向かって歩き出すミカヤを見送る俺とジーク。
残ったのは気まずげな空気と冷めたお茶だけだった。
……何でこんなシリアスな空気になっているんだろうな。
「……さて、勉強を再開するか」
「あ、リヒターなんか食べてもええ?」
「別に構わないが、あそこのチョコは食べるなよ」
「…? なんでなん?」
「お前、覚えて……いや、なんでもない」
何とか固まった空気をほぐし、いつも通りの距離間に戻す。
俺とジークの距離間はこれぐらいでいいんだ。そう、これで……。
「そう言えば、聞きそびれてしまったね。リヒター、君は一体―――何者なんだい?」
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