sts 19 「時が流れても……」
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けないじゃないですか。ショウさんはまだしもはやて部隊長は部隊長ですし、これから会いに行くのは提督なんですよ!」
さすが俺はまだしもと言うだけあって、俺に対しては口調は丁寧ではあるが大声を出せるものだ。もしかして俺は舐められているのだろうか。考え方によっては親しみを持たれているとも取れるが。
「安心しろ、他の提督ならあれだが今回会いに行くのはクロノだ。お前がよほどのミスをしない限りどうにかしてやる」
「ショウくんはクロノ提督の弱みをたくさん知っとるからな」
この野郎、さっきのお返しと言わんばかりにぶっこんできやがって。普段どおりの顔をしているが、内心ではニヤついているんだろ。ティアナに腹黒い人間だと思われたらどうしてくれるんだ。俺はお前ほど腹黒くないぞ。
「よし、デスクワークも一段落したし出発しよか」
こちらに反撃をさせる前に話を切り上げてしまうあたり、何とも卑怯である。ただそう思っているのは、きっと俺だけなのだろう。はやてと距離のあるティアナでは、きっとそのような思考はしないだろうから。
「べ、別にショウさんの人格を疑うようなことは考えていませんよ!?」
「……怪しい」
「本当ですから!」
「ほらほらふたり共、イチャついとらんではよ行くよ」
「イチャついてなんかいません!」
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