二十五章
いつもの風景×朝からの鍛錬と妾との会話
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んであろうが、主様から見るとそうかもしれん」
「ふむ・・・・それでは何の招集でしょう?」
「行ってみれば分かるであろうて」
「何やら招集が掛かったので、これにて鍛錬は終了とする」←分身体俺1
「そのようだが、俺らは少し準備をするのでな。綾那達は先に行っていてくれ」←分身体俺2
小夜叉と綾那は息が切れていたが、やっぱり決着がつかなかった様子だ。笑顔を浮かべながら、俺ら分身体と二人は拳を合わせたようだが武闘派同士の友情を確認し合ったようだった。用意していたタオルを二人に渡しすと、分身体は俺本体に戻っていくが二人分を相手していたにも関わらず汗一粒してなかったので、ハンカチで拭くだけとなった。
「では主様。余らは先に行っておるぞ」
「お先に失礼仕る」
「俺も準備が出来次第、そちらに行く。それと奥方衆代表である奏か沙紀を呼んで、状況確認に行ってくるよ」
一葉と幽を見送った後、汗に濡れた二人の頭をドライヤーのような風を送り乾かしながらペットボトルではなく竹筒を渡す。まるで父親のように接していたが、これはこれで良い。綾那や小夜叉みたいな者は、船にているが逆に成長した者もおるな。
「招集って何だよ?軍議か?」
「恐らくそうだな」
「いよいよです!腕が鳴るですーっ!」
「とはいえ、全体の準備はまだ整ってないからという話のようだ。すぐに出陣する訳ではないと思うが、これも仕事だと思えばいい事だ。久遠も準備に準備を重ねた上で、勝利の計算をしているからな。まだ勝算という結論が出てないように思える」
「戦は勢いなのですー!・・・・けど、織田の殿さんが言う事も分かるですー・・・・」
俺らが負ければ、鬼&ドウターと人間との勢力均衛が崩れる。鬼&ドウターを駆逐するために時間を掛ければ、また金ヶ崎での二の舞となってしまうだろう。まあ俺らは既に把握しているからか、幾分かは余裕を持っている。
何があったかはトレミーに行けば分かる事だし、前回のように船での大軍議はしないで沙紀が来てくれれば問題無い。小夜叉ら森一家の手綱は俺と久遠に預けているが、少し焦りが見えるに思えるからまだ一人前では無い証拠。
「俺らはもう負けられないからか、鬼とドウターを駆逐するには時間を掛ける必要がある。桐琴はもう分かっていると思うからさ、駆逐時間を掛ければ掛ける程被害が出る事も予測される。拙速を選択すると、準備中に発生しているであろう被害最小限に出来るかもしれんがここで焦ってどうする?勝っても負けても同じ運命を辿るが、鬼を俺らの拠点に行かせる訳にはいかないんだ。再起を図る長時間の間に出る被害もあるが、最善の結果を出す事がここで我慢した結果だと俺は思うぜ」
「そこまで分かっているし、今更真顔で言われても気にしてねえよ。今
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