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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
六十六話、連絡、禁じられた属性
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い。出来れば此方の状況とそちらの状況を報告し会いたかったのです。必ずゲームクリアして帰って来るので心配しないで下さい。それとアリシアの要望は何とかするように努力する。其では明日に備えて眠るとします。お休みなさい。
竜ことプレイヤーネーム"リュウ"より
追伸、和人ことキリトもフィールドに向かおうとしていたが、何とか止めておいた、後悔はしていないー
『……女の子と一緒に宿屋に!?』
返信を読んだ龍也達は同じところを見て驚いた
「え?、一寸待って、ついにりゅーくんに春が!?」
「おおおお落ち着いて、たたたたた束さん!? もしかしたら一緒に行動していただけで春が来たとはまだ確定することは出来ないよ!?」
「……うん、アリシアちゃんが落ち着いてね? てかお兄ちゃん、何してんのよ……」
「りゅーにぃ、かのじょさんできたの〜?」
「う〜ん、どうかな? いや、でももしかしたら俺の義妹になるかもしれないんだよな? 一応名前聞いといた方が……」
束、アリシアの二人は慌て、直葉は兄の行動に呆れ、優衣の疑問に龍也ははぐらかしながら真剣に考えていたりと少しカオスになっていた……
●○●○
「良し、次は……」
数分後、落ち着いた龍也はアミュスフィアを装着した和人と竜の前であることをしていた……
「……"天撃の繰時(くりじ)・止(とめ)"」
"禁じられた属性"である"念"の属性天撃を行い、二人の肉体の衰える時間を止めていた
"念"の属性は簡単に言えばあらゆる概念を操る属性……
時間を操る事も、空間も操る事も、更には物質を別の物質に変える事も出来る……
人の魂、記憶も例外ではない……
その為、"念"の属性は"禁じられた属性"と呼ばれているのである……
ついでに闇の天撃で幻を作り、二人の肉体の衰えを再現していた……
[有り難うございます、マイスター]
竜のアミュスフィアに繋がれているラディがお礼を言う
「気にするな、俺に出来るのは此ぐらいだ……必ず帰ってこいよ、二人とも」
[といっても二人なら生きて帰って来る気がしますがね]
「[(……うん、確かに……)]」
ウィルの言葉に龍也とラディの二人はそう思った……
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