マブラヴ
1071話
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う?」
「当然だ。じゃないと、わざわざあの3人をこっそりと雇う必要がないからな。アメリカが何かを隠そうとしているのなら、こっちはそれよりも前に秘密を確保すればいいだけだ」
「けど、そうなるともしその3人がアメリカ軍の特殊部隊か何かに見つかったりしようものなら、下手をすれば命に関わるわよ?」
心配そうな表情を浮かべるエザリア。
シャドウミラーだけではなく他の世界の相手も心配するようになったのは、同じ年代のスティングやアウルを養子とした影響だろうか。
だが、俺はそんなエザリアの言葉に首を横に振る。
「確かに夏美だけならそっちの心配もあるだろうが、だからこそ護衛として夏美と仲のいい小太郎を一緒に雇う。長瀬は元々忍者として高い能力を持っているから、それを考えれば心配はいらないし。……最大の心配は、麻帆良で仕事をしている長瀬をどうやって雇うかだが……それに関しては交渉に期待する」
「随分と簡単に言ってくれるわね。けどまぁ、期待されるのは悪い気分じゃないし、あの長瀬とかいう子も確かに麻帆良の警備についているけど、まだまだ新米だから致命的に忙しいって訳じゃないしね。それと、あやかと千鶴の2人を連れて行くわよ?」
その辺は予想していた。何だかんだで、あやかにしろ千鶴にしろ、麻帆良のと関係は深い。特に雪広財閥と那波重工はM.M.と手を切った麻帆良にとっては色々な意味で重要な取引相手だろう。
シャドウミラーと並んで……あるいはそれ以上に生命線と言ってもいいかもしれない相手だ。
そんな財閥や会社の令嬢を連れて行くとなると、色々な意味で向こうに……近右衛門にとってはプレッシャーだろう。
「その辺は任せた。実働班は……一応俺の名代って事でコーネリアを出して、他に数人ってところか」
「……そこまで慎重にする必要もないと思うんだけど。向こうの戦力はあってもガン・ルゥやリニアガン・タンク、戦術機といったところでしょう?」
心配のしすぎただと言ってくるエザリア。
確かに真っ向から戦えば、俺達がどうこうする以前にアメリカ軍だけで片が付くだろう。
だが、そもそも相手は恭順派。テロリストなのだ。当然こっちの期待したように真っ正面から戦ってくれる筈がない。恭順派にしてみれば、まさにここが分水嶺。自分達が生き残るか滅ぼされるかの瀬戸際だ。
そう考えれば、どんな手段でも使ってくるだろう。
それこそ、爆弾を抱えて突っ込んで来るとかくらいは平気でしうそうだ。
外であれば意味のない攻撃かもしれない。だが、本拠地に生身で乗り込んだ時にそんな奴等が……それこそ纏まって襲ってくれば、大きな被害を受けるのは確実だろう。
正直、そういう時こそシャドウミラーの主戦力でもある量産型Wが一番使いやすい戦力だと思うんだが……
何しろ、死んだ
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