マブラヴ
1071話
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参加するとはっ! という風に向こうに却下されないかしら?」
「一応この世界では前線とかだと子供でも戦場に出てたから、それ程心配する必要はないだろ?」
アメリカやオーストラリアといった、完全に安全圏にいる国々では子供が兵士になるような事はない。
いや、自分から戦場に出て行きたいという趣味の者もいるから完全にいないとは言えないが、それでも基本的にはいないと思ってもいい。
日本に関してもこれは同様だ。俺達が来る前であればいずれ学徒動員とかにもなっていたかもしれないが、今の日本はBETAとの戦闘領域を重慶ハイヴ周辺に……更には、そこを拠点としてよりBETAの勢力圏内で行われている。
それ故に、今の日本では一般の学生が動員されるような事はない。
まぁ、以前講演した斯衛の学校とかはあるが。
だが、それ以外の……それこそユーラシア大陸に存在している、BETA勢力圏と接している国々ではそうもいかない。
今でこそ俺達シャドウミラーを経由して輸入した兵器とかで何とかなっているが、それ以前には普通に子供の兵隊がいた筈だ。
その辺を突けば何とか俺の存在もアメリカに認めさせる事が出来るだろう。……そう思っていたのだが、それに返されたのはエザリアの呆れた視線。
「あのね、アクセル。確かにこのマブラヴ世界では子供が兵士として戦っているという現実はあるわ。けど、それでも15歳とかそのくらいからよ? 今のアクセルみたいに、10歳になるかどうかというくらいの年齢で兵士だと言い張るには無理があるわ」
「……そうか?」
「ええ、そうよ。そもそも、15歳くらいならまだ兵士としての訓練も出来るでしょうけど、今のアクセルの年代で兵士としてやっていけると思う? 他の兵士を助けるどころか、無駄に足を引っ張って味方を殺す事にもなりかねないわ」
なるほど。ネギま世界とかで認識が多少ズレていたか。向こうの世界だと普通に子供が戦っていたりするからな。
いや、その子供が俺だったり、ネギだったり、小太郎だったり……ああ、なるほど。その手も当然あるか。
ふと、思いつく。俺達の知り合いにはこういう時にこれ以上ない程の実力を発揮する人物がいると。
それはともあれ……
「一応シャドウミラーだからで通してみてくれ。……何となくそれで通りそうな気がするし。それと、麻帆良の近右衛門に交渉して長瀬と……ああ、夏美のアーティファクトは使えるな。けど、夏美を借りるとなると護衛も必要か。なら、小太郎。この3人を借りられないか打診して欲しい。この3人なら、例えこの世界の兵士であったとしても容易に出し抜ける」
「なるほど。まぁ、他の世界から傭兵を雇うというのは以前のハイヴ攻略でもやったから、前例がないという訳ではないけど……当然アメリカには知らせない、隠密行動なんでしょ
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