『Cube sugar』
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僕のブレザーの内ポケットには甘い甘い角砂糖が在る。
甘いモノは嫌い。
角砂糖をじゃりじゃり噛むにはワケがある。
誰も知らないワケが。
嫌いなモノは噛み潰して融かしてしまう。
憎きモノは握り潰して逝かしてしまう。
他人のイタミ、イタイ程に解る。
けれど、イタミを解らずイタミを与え続けるモノは排除の対象。
最期に鮮やかな血潮で咲き乱れろ。
そしてさっさと散り逝け。
心配せずとも艶やかな紅を塗って差し上げましょう。
散りばめた角砂糖は鮮やかに染まり、蟻の行列はアナタの参列者。
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