第14話過去編 仲間へ会いに
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………………起動可能出来るまでの正常な脳波確認
………………システムスキャン
………………システムオールグリーン
………………起動します
勝Side
俺は意識が覚醒した
「……ん、んん〜」
目を開けて起き上がりのびをした
周りを見ると花が沢山俺が寝ていた場所の周りに手向けられていた
「全く……俺は死人かっつーの」
はぁと肩を竦め、溜め息をつきながら頭をぽりぽり掻いた首にコードが刺さっていたが危険な臭いがしないのでそのままにしておいた
「えっと……何で俺ここにいるんだっけ?」
自分が壊れかけてる所までは覚えているがそこから先が思い出せない
思い出そうとベットから立ち上がり首のコードを抜いてウロウロしているとこの部屋と廊下を繋いでるであろうスライド式の扉が開いた
「…………キャーーーーーーーーーーー!!!!!」
入って来たのは看護婦なのだがこっちを見るなりいきなり絶叫し気絶してしまった
「っと、人の顔見るなりいきなり気絶って無いだろ」
俺はそのまま倒れてしまいそうになった看護婦を抱えて、自分が寝ていたであろうベットに寝かせた
扉の向こうからバタバタと足音がしてガラッと勢いよく扉が開かれた
「全く……おっちょこちょいなのは変わりませんね勝君」
扉の向こうにいたのは俺の頭の中にいるはずの永寿だった
俺は永寿に俺の記憶が消えてる所からここまでのいきさつを教えてもらった
要約すると
暴走した俺を止めたのだがホッとするのも束の間、いきなり身体が拒絶反応を起こし、フルコネクション状態が強制解除された。その衝撃で永寿達三人は身体から弾き出さた。そこから先は永寿も覚えていない。二日後に目が覚めると俺のとは別の身体に入っていたという
他の二人も同じような感じでそれぞれ別の身体に今も入っているらしい
(俺の身体に何があったんだ……まず、原因を見つけないとな)
俺が悩んでいると
「あ、そうそうずっとここで話してるのもなんですから二人に会ってきてはどうですか?聖雅君は格技場、司さんは今も一緒なら祀緒李(しおり)さんと話してるはずですよ。場所は確か……司令室……ですね」
永寿がいきなり話題をずらした
「司さんとお袋が話……ねぇ……。何の話か聞いてる?」
俺は話の内容に逆らわずにきいた
「いえ、何も」
即答だった
「そっかぁ……何話してるんだろ」
「何でしょうねぇ……」
二人して黙ってしまった
俺は少し気まずかったので
「じゃあ……聖雅はほぼ格技場から動かないなら司さんから当たるか。行ってくる」
永寿にそう言うと部屋から出た
永寿Side
「行ってくる」
勝君がそう言い残して部屋を出た後
「勝君、ここが孤島なの分かってますかね……」
私は一人部屋で漏らしました
勝Side
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