『Winter tears』
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はらはらと舞い堕ちる雪。
頬を刺す痛みは現実を知らせる。
もう同じ世界には生きていないと。
色褪せない君の鼓動、此処に感じるのに何故...
此の冬空に悪魔が居るのなら此の手で挑もう。
奪われた体温。
冷たい君を抱きしめる。
涙は溢れ出るのに此の想い声にならない。
どんなに記憶を辿っても、どんなに君を想っても、どんなに願っても、君は此の世に還らない。
反魂の術は無いのか...
アナタの言葉に頷き、君から離れた。
もう永遠に逢えなくなるなんて...
遠くの無邪気で眩しい声にさえ苛つく。
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