鬼道の過去
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的な技術や体力は格段に上がったが、身体能力が向上してもそれを感覚として捉えていない。相手の身体能力がどれくらい上がったかが感覚的に分からないから、タイミングが合わせられない」
「そんな…能力の向上が裏目に出るなんて…」
監督は雷藤たちの異変の原因に気付いていた。全員がイナビカリ修練場で身体能力が向上し、動きが良くなりすぎた為に、今までの連携が出来なくなっていると言うことに…
───────
「はーい、ちょっと休憩!」
疲れていた俺たちに木野の声が響きわたる。
「スポーツドリンクで水分補給!」
「レモンのハチミツ漬けもあるわ」
音無がドリンクを持ってきて、お嬢がレモンのハチミツ漬けを持ってくる。しかも手作りとのことだ。
俺たちは手作りのレモンのハチミツ漬けを食べながら、ドリンクで喉を潤す。
「夏未さん、いつの間にハチミツ漬けなんて作ったの?」
「ヒマだったのよ」
「やっぱりみんなのことが気になる?」
「…負けてうちの評判を落とされると困るだけよ」
何か話をしていたお嬢たちのところに俺は近付きお嬢に話しかける。
「お嬢、レモンのハチミツ漬け美味かったぜ!またよろしくな!」
「ほ、本当?ん、んん!ヒマだったらまた作ってあげるわ」
お嬢は一瞬嬉しそうな顔をしたあと、少し照れたようにそっぽを向いて話す。
「ああ、楽しみにしてるぜ」
俺はその場を離れ、練習に向かった。
「夏未さん、私たちも次の準備しましょうか」
「そうね、そうしましょう」
木野とお嬢、音無はマネージャーの仕事をテキパキこなすのだった。
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