機動戦士ガンダムSEED編
第18話
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急の事に驚いたが何とかギリギリでバルトフェルド機の突進を避ける。バルトフェルド機はそのまま着地した瞬間にこちらに振り向きミサイルを発射してきた。こちらも避けようとしながらも咄嗟にアグニを発射する。そのアグニのビームは見事相手のミサイルポッドに直撃したが、こちらも避けきれずミサイルが左翼に当たってしまった。
ドガァァァン!!!
スカイグラスパーの左翼と敵のミサイルポッドの爆発。そしてキラが敵機を撃墜したのはほぼ同時だった。オレは必死に機体制御を行い左翼が爆発した影響で燃え上がる中、砂漠に何とか突っ込む事なく着地に成功した。
もしや攻撃してくるのではと思いバルトフェルド機の方を見るとあちらはこっちに何もする事なく早急に撤退を開始した。こちらはオレが戦闘不能になったが、未だに五体満足のストライクがいるのに対して、あっちは残り一機の上に武装が破壊されている。なら撤退して当然か。
『悠凪さん、大丈夫ですか!?』
機体を損傷させてしまったが一応無事に済んだ事にほっとしているとキラが通信でこちらの安否の確認をしてくる。
「心配ない。体の方は傷一つないよ。…機体の方はアークエンジェルまで運んでもらわなきゃならないが」
『ああ、はい。それは大丈夫です。まだストライクのバッテリーは十分残ってますから。それよりも…』
「あいつらな…」
ハッチを開け、外に身を乗り出しながら遠くを凝視する。見つめる先には明けの砂漠の今回運良く生き残った面々が集まっているのがいた。
『あの人達の事…どうします?』
「今回のような暴走をまたされても困るし…一応釘差しとくか。利くかどうかは知らないが」
『そう…ですね』
ん? 何だかキラの様子が変なんだが。奴らの行動に口出しするのにあまり気乗りじゃないようだな。気になるし理由を聞いておくか。
「どうした。あまり気乗りしてないようだが?」
『いえ、そういうんじゃないんです。…ただ』
「ただ?」
『…今回あの人達がやった事は擁護できないけど、町を壊されて怒ったり、悲しんだりする気持ちは何となくわかる気がして…』
…そういや学生組は今まで住んでいたヘリオポリスが戦闘の結果無くなってしまったんだったな。それが今回タッシルの町を焼かれたあいつらとだぶって見えたってところか。ただ原作ではそんな事思う事なくあいつらに口出ししてたんだかな。キラは。これはオレが色々としゃしゃり出た結果か? まあ、原作とこっちとキラを取り巻く環境がかなり違ってきてるからこういう事になったのかねぇ…。これが後々吉と出てくれる事を願おう。
「確かにオレも故郷を壊されて怒る気持ちはわからなくはないがな。だが今回はそれを考慮したとしても、結局はただでさえ少ない人員を無駄に使い潰しただけだ。そ
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