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機動戦士ガンダムSEED編
第18話
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対艦ミサイルを発射した。
 ミサイルはバクゥの少し前辺りに着弾し、その爆発の衝撃で辺りに砂が撒き散らされる。あちらが撒き散らした砂で視界が悪くなっている内にすかさず中口径キャノン砲を連射してバクゥの動きをさらに牽制していく。こちらの攻撃にバクゥは全く動けない様子だ。ここで一気に畳み掛けようとしたその時

「…!? 来やがった!!」

 遠方よりこちらに迫るミサイル群の存在をレーダーが知らせる。咄嗟に操縦桿を右に切り機体を逸らす事で何とかミサイルを避ける事に成功した。避けた瞬間に反撃の為にトリガーを引きミサイルを放ってきた存在に向けてアグニを発射する。が、それを敵は難なく避け先程のバクゥと共に再度ミサイルを大量に発射してきた。それをこちらがバルカン砲で迎撃しながら避け続けている間に二機は猛スピードで残り一機の相手をしているストライクの方へと向かっていった。
 …今のはやはりバルトフェルドの駆るバクゥだな。しかしやっと来たかと思ったらこっちよりもストライクの方を優先するとは………

「その選択、間違っていた事を教えてやる」

 バルトフェルドの駆る機体を含めたバクゥ三機はストライクを取り囲みミサイルを放って、時に突撃を仕掛けたりと完全にストライクを翻弄していた。キラもビームライフルで迎撃しているが全く当たる気配はなく、接近戦を仕掛けようにも常に一定の距離をとられ、あちらが突撃を仕掛けてきてもすぐにその場から離脱する為攻撃する暇もないと為す術がない状態だ。
 すぐさまその場に急ぎ、全砲門を開いてからストライクへ通信回線を開く。

「キラ、今すぐ上空に跳べ!!」
『!? …はい!』

 その指示に最初は驚いた様子だったがそれも一瞬で、キラはすぐにオレの言った通りにスラスターを噴かせ上空へとストライクを跳ばしていた。
 ストライクが跳ぶモーションに入った時点でオレは今スカイグラスパーに装備されている全ての武装を使っての一斉射撃をバクゥ達がいる場に放った。スカイグラスパーから放たれるバルカンやミサイル、アグニのビームはバクゥ達へ降り注いでいき三機の内二機には残念ながら避けられたが最後の一機は逃げ遅れ諸に集中砲火の餌食となって爆散していった。
 ストライクはそこから急降下しエールストライカーからビームサーベルを引き抜いて二機の内ミサイルポッドがない機体に切りかかる。そのバクゥは掠りはしたもののビームサーベルを避ける事には成功するが、切られた衝撃で仰向けに転倒してしまう。

「させるか!」

 残り一機。恐らくバルトフェルド機が救援に向かおうとするがそうはさせまいと中口径キャノン砲で牽制を仕掛ける。バルトフェルド機はいとも簡単に攻撃を避ける。そこまではいい。いや、良くはないが、その後なんとこちらに飛びかかってきた。

「なっ!
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