機動戦士ガンダムSEED編
第18話
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り、この艦の整備兵の仕事の早さに改めて感服したのだった。
「見えてきたな」
スカイグラスパーを駆りキラと共にアークエンジェルから飛び立ってから十数分後、目についたのが二機のバクゥに対して攻撃を仕掛けるも、目立ったダメージを与える事もできずに踏み潰され、蹴飛ばされ、無惨にも散っていくジープに乗った明けの砂漠の面々の姿だった。
…あれ?一機足りないぞ? ああ、そういえば確か明けの砂漠の攻撃で一時的に動かなくなったバクゥがいたんだったな。遠目で見てみるとかなり遠くの方にバクゥらしきシルエットがあるのを発見する。だが、今回の本命はあれが動くようになってから登場するのだ。今は放置しておいた方がいいな。
『…何だってこんな……!!』
キラはこの光景を見て何か思うところがあったのかそう叫んでいた。今のキラの言葉はバルトフェルドの部隊に対して言ったんだろうか?はたまたこの戦いを仕掛けた明けの砂漠の連中に言っているのだろうか? まあ、オレがそれを知ったところで何がどうなる訳でもないし、それに今はこの状況をどうにかするのが優先事項だ。さっさと始めよう。
「キラ、仕掛けるぞ。このままだとあいつらは全滅する」
『はい…!』
キラは返事と共にビームライフルをバクゥへと向けその引き金を引いた。だが、発射されたビームはバクゥより僅かに逸れた方向に向かっていった。
『熱対流か!なら…』
バクゥはビームを撃ってきたストライクに対してミサイルを放ってくるが、それをキラはイーゲルシュテルンで撃ち落としながら再度バクゥに向けビームライフルを撃った。そこから撃ち出されたビームは今度は逸れる事はなく吸い込まれるように見事バクゥの背中にあるミサイルポッドに命中した。どうやら今の台詞を聞く限りこの短時間でビームがこの砂漠地帯でも対応できるようOSを組み替えたらしい。
ミサイルポッドが爆発した衝撃によりバクゥに生じた隙を見逃さずオレは機体をバクゥの方へ向け、中口径キャノン砲と砲塔式大型キャノン砲を使って一気に畳み掛ける。その砲撃をバクゥは咄嗟に避け何とか撃墜は免れたものの左前脚に一部被弾したらしく僅かに損傷が見られた。
ビー!ビー!ビー!
レーダーに反応が見られ即座に横に回避運動をとると先程いた場所をミサイル群が通り過ぎていった。ストライクは先程攻撃したバクゥの相手をしておりこちらを援護する余裕はないようだ。
「本命が来る前にさっさと仕留めておきたいところだが…な!」
すぐに後方に旋回し20mmバルカン砲をバクゥに向け発射。が、それをバクゥは横に跳びながら回避し、もう一度ミサイルをこちらに放つ。それをバルカン砲で迎撃しつつオレはバクゥの進行方向を狙って
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