暁 〜小説投稿サイト〜
詩集「棘」
君がいたら

[8]前話 [2]次話


何も無く ただ茫然と
自分の有るべき姿 見つけられず
世界が散りゆくような…
不安定な感覚に囚われて

明日なんて来なきゃいい
全てを宇宙(ソラ)の彼方へ
ぶちまけてしまえればいいのに…

会いたい…
ただ会いたい…
想いは溢れ
焼けつくような痛みに喘ぎ…

君がいたら悩まずに生きれるのに
なぜ君は傍にいてくれないの?
深い夜が暁へと変わる…
ありきたりな今日も一人…待つ


雨の降る 密やかな葉月
アスファルトを打つ音はどこかしら
僕の鼓動と呼応して…
癒えない哀しみ浮かび上がらせた

愛なんて知らなければ
苦しむこともなかった
何もかも忘れてしまえたら…

恋しい…
ただ恋しい…
心は叫び
愛してほしいと辛さに歪む…

君がいたら穏やかに歩めるのに
なぜ僕はここにいるのだろうか?
後悔は絶望へと変わり…
時は流れ今日も一人…待つ

君がいたら悩まずに生きれるのに
なぜ君は傍にいてくれないの?
深い夜が暁へと変わる…
ありきたりな今日も一人…待つ




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ