暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another53 真の希望
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更に更に10分後……。

ガブモン[もう駄目、走れない……]

ヤマト「あいつら……」

疲労困憊のヤマト達。
次第にイライラが溜まっていく。

賢「……こんな所で何してるんですか?」

ヤマト「ん?」

ヤマト達に向けて投げ渡される缶ジュース。
反射的に受け取るヤマト達。
ジュースを受け取りながら、事情を説明するヤマト達。

賢「なるほど、自称渋谷系デジモンのパンプモンとゴツモンがはしゃいでいたせいで渋谷が大混乱していたようですね」

ヤマト「それにしても何でお前がここに?」

賢「渋谷にデジモンの反応がありましてね、回収に来たんですよ。」

タケル「でもどうしよう。僕もう走れないよ…」

賢「大丈夫、ああいうのは単純すぎる罠に引っかかるから。見てて」

賢が取り出したのはハンバーガーであった。

ヤマト、タケル「「????」」

ハンバーガーをどうするのかさっぱり分からないヤマトとタケルは疑問符を浮かべるしかなかった。





































そして路地裏に来て、ガブモン、パタモン、ワームモンに穴を掘らせる。

ヤマト「なあ、まさか落とし穴か?」

賢「ええ」

ヤマト「あいつら馬鹿だけど、こんな単純すぎる罠に引っかかるかな…」

賢「単純な罠も馬鹿には出来ませんよ」

落とし穴に小枝と少しの土で蓋をすると、その上にハンバーガーを置いて物陰に隠れた。

ヤマト「本当に引っかかるのか…?」

少しして…。

パンプモン[いい匂いだ!!]

ゴツモン[ああ、ハンバーガーだ〜!!]

パンプモン[ラッキー!!]

ハンバーガーに飛びつくパンプモンとゴツモン。
近づいた瞬間、穴に落ちた。

賢「ね?」

ヤマト「………………」

やっぱりあいつら馬鹿だと心底思ったヤマトであった。


































鎖で雁字搦めに拘束されたパンプモンとゴツモンはヤマトから説教を喰らっていた。

ヤマト「全く……余計な時間を食ったな…」

賢「悪いけど君達をデジタルワールドに強制送還する」

パンプモン[ええ〜?]

ゴツモン[もっと渋谷で遊びたい]

ワームモン[知らないよ]

賢がD-コネクションをパンプモンとゴツモンに向けた瞬間であった。
凄まじい悪意のような物を
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