暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜連刃と白き獣使い〜
第三話 第一回フロア攻略会議
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鼻を鳴らすと、名を名乗る。
「ワイは?キバオウ?ってもんや」
一瞬、「あ、こいつ面倒臭そうだ」と思ったのは言うまでも無い。














実質、会議らしい会議が行われなかった日の翌日、二十階層をそれはもう素晴らしいスピードで攻略がなされ、午後にはディアベル率いるパーティーがボス部屋を発見し、顔を拝んできたと言う。無茶苦茶すぎる。
その後、パーティーを作りーーーー当然、俺はクレイとのパーティーを作りーーーーアイテムの分配方法などを決めて解散となった。
「ふぃー……。つっかれたぁ……」
「コボルドの漏れこぼしを倒すって、ボス攻撃できないじゃん」
未だにクレイは文句を言っていた。
「まぁまぁ、雑魚を殺すのも仕事のうちだって」
静かになだめると、俺は言う。
「とは言え、ボス戦には代わりないんだ。HPが危ないと思ったら下がって回復してくれ。良いな?」
「言われなくても分かってるよ。心配症だなクウトは」
笑いながらクレイが言うと、俺は頷いてそれぞれ寝泊まりする宿屋に帰っていった。
























翌日、十一時に出発した攻略部隊が、十二時半に最上階を無事に踏破したことに胸を撫で下ろした。
この連結パーティーでは、大体が初心者の筈だ。その?初めて?が例外なく事故を引き起こす事が多い。
「クレイ、わかってると思うけど」
俺はクレイに話し掛けると、クレイは言う。
「うん。必要以上に出過ぎるな、でしょ?」
「ああ」
分かっていてくれて何よりだと思いながら歩いていると、ディアベルが丁度七つのパーティーを並ばせた所だった。ディアベルは左手を大扉に当て、
「ーーーー行くぞ!」
短く叫び、押し開けた。
すぐにパーティー全員が入ると、それは姿を現す。
「グルルラアアアアア!!」
獣人の王、?イルファング・ザ・コボルドロード?。その近くには取り巻きの?センチネル?が現れた。
「クレイ!」
「いっくよぉおおおおお!!」
俺とクレイは近くのセンチネルを狙い、駆ける。
だがその間、嫌な予感がしたのは、気のせいだと思いたい。
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