暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第164話 何よりも安全第一で
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〜竜崎家〜
例の事件より数日後の事。
結論から言うと、ゼクシード氏は見つかった。
彼は……物言わぬ身体となって、自宅で発見されたのだ。
ゼクシード事、本名は 茂村 保。
躍起になって捜索をしていたけれど、見つけたのは警察関係者ではない。一般人からの通報である。その茂村氏が居住しているアパートの大家が彼を見つけた。遺体は腐敗しており、死後一週間程は経っていそうだとの事。
どうやら、死銃の言う、《力》とはこの事だった様だ。
「いやぁ、悪いね。まさか依頼しようとして、君のお家に招待されるとは思わなかったよ。リュウキ君」
竜崎家に足を運んでいたのは菊岡だ。とある事件についてをリュウキに依頼しようとして、呼び出そうとコンタクトを取ろうとしたら。
「ま、爺やに話は色々と聞いてたよ」
リュウキはため息を吐きながらそう言う。テーブルを挟んで対面しているけど、やっぱりどーにも、信用しづらい笑顔を持っている菊岡だったから、外では心配だった様だ。家だったらどう言う話かもよく判ると言う事で。
「全く……爺やは、心配しすぎなんだよ。過保護だ」
「おや? 遅い反抗期が来たのかい?」
「ち、違う。……心配してくれてるのは正直嬉しいけど。なんか、家に菊岡さんを入れるのが嫌だった」
「そ、それは、随分と辛辣なコメントだね……、本人の前で言うなんて。 でも一応 僕の方からも、それは謝っとくよ。ちゃんと信頼される前に色々と無理言ったし」
『呼ばれたから来たんだけど〜』と、何処か苦笑いをしてる菊岡。リュウキからしたら、どうにも胡散臭さが漂う菊岡には正直警戒心を持っている。
だけど、キリトの事やアスナ、レイナの事で色々としてくれていた事は紛れもない事実だから多少は我慢しなければならないだろう。
……多少?
「ま、こっちも一応言っておくよ。冗談だって」
「……冗談だとは思えなかったんだけどね」
菊岡は、再びため息を吐いた。
そして、真剣な表情をした。それを見たリュウキも表情を改めた。
「それで? 今回のオレに頼みごとって何?」
腕を組み、そう聞くリュウキ。
最近の仕事の傾向で多いのは、VR関係の事が圧倒的だった。
そして、主にセキュリティの強化面だ。
仮想世界でのマネーは、現実世界の金銭を仮想口座に振込み、そこからゲーム内で使用されている事が殆どだ。だけど、それを窃盗する輩もいるし、毀損の被害届が頻発している。
1ヶ月の間に約100件にも上る程だ。
だから、仮想課を自称しているかの男ならその類の依頼だとリュウキは考えていた。
「まぁ、自称仮想課、総務省を名乗る人からの依頼だ。大体は想像が付くけど」
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