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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第164話 何よりも安全第一で
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たらどうだ? そのゲームの中で死銃ってヤツに会ってこい、いや撃たれて来いか?」
リュウキの中で、まず間違いないだろう、と結論を付けた。原因を討論するだけなら、別に直接合わなくていいし、端末でのやり取りでも、問題ない筈だ。事実、これまでやり取りの大半がそれに該当する。これまでは、大抵他の誰か(殆どキリト)と一緒に話をした事はあるが、マンツーマンは初めてだ。記憶を辿ると対面して色々と言うのは、以前までだと、あのカウンセリング以来していない。
つまり、直接言わなければならない様な事であり、且つ、もう検証している様な事を、答えが出ている事をもう一度言わせようとした事。
……そして絶対に安全だと言う事、ゲーム内でのPKが現実に及ぶなんて事が有り得ないと言う事を結論させた。つまり、それらを材料にGGOの世界に行けと遠まわしに言っている様なのだ。
……これらをあっという間に読んだリュウキ君は末恐ろしい。
菊岡も、驚いている様だ。
「え??」
「……ここに爺やがいる以上、大っぴらにその言葉を口にする事は出来ないだろうから、オレから聞いたんだよ。……それにコイツの尻尾を掴もうと思ったら、一番現実的だ。GGOを運営してる《ザスカー》には別の思惑があるみたいだから、平和な島国である日本が色々と要請を出しても、中々相手にしてくれるもんじゃない」
それを聞いた菊岡は、更に驚きの表情を作った。その顔は嘘偽り無いモノ、素の顔だ。
「そ、それはどう言う意味だい?? ザスカーについては、何も判ってない所じゃないんだけど??」
菊岡がそう聞くけど、リュウキは何も言わなかった。ただ、個人的な推測もあるし、完全じゃないから言わないという言葉だけを残しただけだ。
菊岡は不満気味だったけど、ノリ気であるリュウキを見ただけでも良しとした。
話を聞いたら、リュウキ自身もGGOには興味が物凄くあるとの事だ。でも、現実での仕事、そして皆との約束を優先しているから、中々手が付けれてない。幾ら興味があって、楽しみにしているゲームだといっても。リュウキの中には、次の図式が成り立つから。
『GGO≪≪≪……∞レイナ(……達)』
その後は勿論、何処からともなく爺や事綺堂が現れた。リュウキの安全が第一だと言う事を念を入れながら言ったのだ。幸いにも、この家では不自由する事はない。あのSAO事件の際、リュウキの身体を病院に移すことなく、全てこの場で出来たのだから。
メディカルチェックは絶対にする事と、GGOをプレイする時は絶対に傍で見させてもらう事。それらを綺堂は、リュウキに約束させた。断るつもりはリュウキにはなく、そして菊岡も反論等する筈もするつもりも無かった。
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