暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第13話 神速の剣技
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く《麻痺》。
キリト達も同様、麻痺になっていた。
周りを見るとほとんどのプレイヤーがブレスを喰らい、麻痺になっていた。
それを確認しながら俺は、ポーチから解毒ポーションを取り出し口に流し込む。
幸いHPは3割減るぐらいで済んだ。
周りを見るとブレスを喰らっていないプレイヤーは近くにいるブレスを喰らったプレイヤーを助けていた。
だが、ボスは麻痺が回復するまで待ってくれるほど甘くはなかった。
そして不運にもボスは俺たちのいる方へ向かってくる。

くそっ!まだか!

俺はHPバーを睨みながら毒づく。
不意にボスの方に目がいく。
ボスは近くまで接近していた。
だが、ボスは立ち止まり獲物を見つめていた。
その目が捉えていたのは……



サキとアスナだった。

ボスがブレスを放つ直前、サキとアスナが前に出ていのだ。
だがら、必然的にブレスを喰らい飛ばされてもサキとアスナがボスに近くなる。

迷っている暇わない。後先を考えてる暇わない。あの2人を死なせるわけにはいかない!

「神速…スキル……《2倍速》!」

囁きぐらいの声しか出ないがそれでもシステムは俺の声を認識し、スキルが発動する。
5秒で麻痺が解け、同時に立ち上がる。
だが、既にボスは片方のハンマーを持った手を振り上げていた。

「ッ!!」

無言の気合と共に地面を蹴る。
瞬時にウインドウを開き片手剣をしまい、代わりに両手剣の《ブレイカーストライク》を装備する。
すかさず剣を抜く。
剣全体は白く、刀身の真ん中に紅いラインが入っているシンプルな両手剣だ。
だが、見かけによらず攻撃力はかなり高い。
俺はサキ達の前に出ると振り下ろされたハンマーに向かって両手剣スキル突進技《アバランシュ》を放つ。
直後、ガギィィィンという音と共に腕に強い衝撃が伝わってくる。
数秒、剣とハンマーの押し合いになった後両方共に弾かれる。
なんとか踏みとどまると地面を思いっきり蹴り、ボスへ向かう。
その途中でまたウインドウを開き両手剣をしまい、片手剣《フラッシュグリッター》を装備する。
《フラッシュグリッター》は全身が純白の剣だ。
ボスとの距離を詰めると神速スキル突進技《ストレイトライン》を放ち、一気にボスに近づく。
ソードスキルが終わるや否や、剣撃のラッシュをしかける。
ボスは左手のハンマーを叩きつけるが俺は最小限の動きで避け手に飛び乗ると、そのまま腕を駆け上る。
駆け上る際にも斬撃を浴びせる。
腕を上り終える頃には数十もの傷が刻まれていた。
そこから斬撃を浴びせ続けながら背中へ向かう。
ジャンプしてボスの背後に行くと無防備の背中に神速スキル32連撃技《フロォウイング・スタースラッシュ》を放つ。
ボスのHPが3割程度減る。
その後、技後の
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