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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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に戻ってきた間にも、胸の高鳴り。ワクワク感が止まらなかった。キリトへの特別な想いも……多分、この時にはもう既に芽吹いていたのかもしれないから。
「それで? 一緒に冒険してみて、2人の印象はどうだったの? キリトはーお兄ちゃんだって、最初は知らなかったでしょ?」
皆はプールサイドの日陰で休憩をしていた。そこで、リズがそう聞いたのだ。たった3日とは言え、あの2人と一緒にいたのだから。これまでの話でもあったように……、驚きの連続だったから、どう感じたのかを聞いてみたかった。
「えっと、キリト君、お兄ちゃんの最初の印象は、とにかく早い。でしたね。リュウキ君も早いと言うのは当てはまりますが……それ以上に、魔法を使う為に必要な詠唱文。それを初めてとは思えない程使いこなしていて……なんて言ったら良いのか……業のリュウキ君に、速度のキリト君。ですかね。ただ……それ以上にひとつひとつの戦闘に、対する真剣さ。それがだれとも違ってました」
思い返すのは、サラマンダー達との一戦。そして、大怪獣大決戦。
ALO No.1、2を争うプレイヤーとのタッグマッチ。
世界樹のグランド・クエストの戦い。
沢山ある戦いの記憶。
どの思い出を覗いても……、2人の真剣さは伝わるんだ。
それに、シルフとケットシーが襲われる場面になった所での話もそうだ。2人とも世界樹の上に行きたい。あの上に目的のものがあると言っていた。
とても大切な何かがある、と言う事はリタもリーファも判ったから、だから進めた。
『自分達を切って、サラマンダー達につけ』と。
でも、首を縦には決して振らなかった。リュウキは、怒っていたんだ。
『見縊るな。……オレが自分の利の為に、仲間の手を切る男だと、思っていたのか?リタは』
リタとリュウキがパーティを少ない時間だけど、組んでいた。だから、リュウキは怒っていたんだろう。……そんな事をする男に見えたのか?と。
リタは反論はしていたけれど、やはり歯切れは悪かった。何時もの毒舌は息を潜めている。5割強減、程だったのだ。
そんな選択をする様な男じゃないと、何処か、自分の中では判っていたから。
キリトも同じだった。リュウキが怒っていたから、キリトは逆に微笑みすら浮かべて、穏やかな表情で諭すように。
『オレも、自分の目で見て、感じて、それでシルフ族のリーファや、リタ、そして……ドラゴの事だって、好きになったんだ。友達にだってなりたいと思ってる。……ドラゴもいったけど、オレも自分の利益の為だけで、相手を切る様な真似はしない、絶対に』
そんな2人の言葉を聞いたから、リタは、リーファは強く思ったんだ。
「だから……、どんな相手と戦っても、
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