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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第160話 Debriefing vol.4
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合う度に、まるで落雷でも落ちた如く轟音が洞窟内に響き渡っていた。そして、それ以上に驚くのが、その速度。かなり遠くで観戦……見ていたのにも関わらず、それでも一体何が起きてるのか判らない程だった。
それは、ユイでも視認しかねる程だったのだ。
当初こそは唖然と、楽観的な部分もあったけれど、それは数秒間だけだ。今はパーティだし、キリトが守ってくれた様に、自分も守りたい、死なせたくない。と強く思っていたリーファ。
だから、ユイと共に助けに行こうとしたのだ。
そこで遭遇……じゃなく、見舞われたのがあの隕石流星群だった。
「洞窟内なのに、隕石が落ちてきて……、とっても大変でした……。《飛行クエスト》〜なぁんてものがあったら、多分超高難易度だと思います……。ユイちゃんがついていてくれてなかったら、ちゅどーん! って吹き飛ばされちゃってたと思うので……」
あははは、と笑いながらそう言う直葉。
直葉は、
空中戦闘
(
エアレイド
)
のスペシャリストと言ってもいい。このメンバーの中で間違いなく一番の使い手だ。そんな彼女がそこまで言うのだから……、相当なものだったのだろう、と思っていた。
「それは……なかなか出来ない経験だねー。したくないけど」
「わ、わたしもです……。ま、まともに空中戦闘出来る様になっても……いやですね……」
「あはは……私も辞退するよー。クリア出来ないよ」
「怖いもの見たさに一度くらいは、とも思うけど、リーファちゃん、直葉ちゃんがそこまで言うんだからねー。私もちょっと無理かな」
ユイがいたとしても、それに反応し、行動が出来る。翅を操る術に長けていなければ、クリアは不可能だから。
「あはは……、なんだか沢山話しましたけど……、よく考えたら、たった3日で世界樹まで行きましたから、かなりの強行ツアーでしたね」
直葉は、そう言って笑った。かなり、濃い体験だけど。時間にしたらそこまでは経ってないから。アスナとレイナは、その言葉を聞いて、言わなきゃならないことがあると、直葉の方を見た。
「ありがとう、直葉ちゃん」
「私も―……ありがとう」
そう、直葉がキリトやリュウキと共に来てくれてなければ、今自分はここにいないかもしれない。……そして、リュウキもまた、戻ってきていないかもしれない。感謝してもしきれないのだ。
「いえ! お礼なんて……あたしもすっごく楽しかったですから。キリト君やリュウキ君との旅。気難しいリタとも沢山話が出来てー、アリシャとも仲良くなれて……、色々と大変だったんだけど、本当に楽しかったんです」
直葉は本当に……本当にそう思った。
ゲームと現実を一緒にしたくないと言う想いは強くあったのに、ローテアウト、つまり順番にログアウトをして、休憩する時間。現実
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