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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第159話 Debriefing vol.3
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なんなんだい?これまで色々と聞いてきているが、SAOでの二強とさえ言われていたんだろう?キリト君が敗れた事で皆の見方が変わったと言う話も聞いたけど」
菊岡は、そう聞いた。それは純粋な疑問だった。リュウキは、ただただ渋い顔をしながら顔をしかめる。
「……逆に聞くが、そんな頂点のプレイヤーと、変な情報が出回っていて、色々と常日頃言われているプレイヤーの2人がぶつかったら、他のプレイヤーたちはどう出る?」
リュウキは菊岡にそう返した。
菊岡は、顎に人差し指の第二関節を折り曲げ当てながら考える
「ん〜……、まぁ 熱気が沸き起こると言うものじゃないのかな? 争いではなく決闘となれば話は違う。スポーツ観戦をする様な感じ、だろう。それが二強と噂されてる者達なら尚更」
「そう、だ。……望んでいないのに、色々と注目を集めてしまっていると言う事もある。自業自得な面も持ち合わせているが、発端はバカな情報屋のバカな情報から……、あまり 注目を集めるのは好きではない。今までのMMOと違って素顔を晒さしているんだから」
リュウキはそう言ってため息を吐いていた。その言葉を聴いて菊岡は 思い出すように、答えた。
「そう言えば……、現実でのリュウキ……、隼人君がこうやって姿を晒す事なんて無かったよね。いつも綺堂氏を通してやり取りをしていたらしいし。大概のやり取りが電子メール」
そう言うと、リュウキは視線を横へと外らせた。つまり、凄腕だとか二強だとか言われていて、色々と注目を集める事が恥ずかしい様だ。
「……その点、オレも二刀流を広めてしまったせいか、色々と見られだしたからな……。元々リュウキ程じゃないが、黒の剣士〜とか、ビーター〜とかの通り名もあったし」
「あの男に負けて、多少は収まったんだ。……ある意味では良かったんじゃないか? 悔しいとは思うが」
「まぁ、な……それに……」
キリトはその先の言葉を吐き出さずに飲み込んだ。ヒースクリフに負けた事で、血盟騎士団に入ることになったキリト。……アスナと一緒にいられる時間が増える事が、少なからず良かったんだ。想いがひとつになったのは、このもうしばらく後からだったが。だから、キリトは繋げる言葉を変えた。
「……それに、あの男の正体をしるヒントにもなったからな」
「そう、だったな」
その言葉にリュウキも頷いていた。全てはあの戦いからだったのだ。
キリトとの戦い。
リュウキにとって、パズルの最後の欠片が埋まった瞬間でもあった。
〜学校専用プール〜
もう、時刻はお昼時。
プールサイドにシートを敷き、そこで昼食を取る事にした女性陣。バスケットの蓋を勢いよく開く玲奈。
「お姉ちゃんといーっぱい
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