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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第159話 Debriefing vol.3
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かの世界では金銭はそれこそ、この現実世界のお金よりも価値が高いとさえ思ってしまっていたから。
「そ、まぁ 直葉にも判るとーり? アイツがする事なす事、結構むちゃくちゃでさ? 付き合ってると、驚く様な事なんて、たっくさん減ると思うわよ? 大抵の事は 『ふ〜ん』、で終わる位に。キリトも大概だけど、リュウキもねぇ……? 2人合わされば、未確認生物、UMAを発見したって、驚かない自信がある……かもね」
リズはそう付け加えていた。
キリトとリュウキの2人と付き合ってれば、そうだろう。……言いすぎじゃ?と思うが、その場の皆、誰もそうは思ってない様だ。苦笑い、しているから。
「あ……ははは、あたしも結構判ったつもりだったけど……」
まだまだだったね、と直葉は笑った。
旧ALOでの大冒険ので色々あった筈なのに、それ以上の衝撃だった。リズが、本当に衝撃的だった、と言っていた意味がよくわかったと言ったものだった。
慌てふためく直葉を、アスナたちが色々と落ち着かせていた時だ。
「さぁて……、あいつらは今ごろ何しんのかなぁ……。美人先生とイチャコラしてんのよね……」
リズは、校舎を眺めていた。
――……今、自分が好きなのは一体誰なんだろう。
その葛藤だって、胸の中で起こっている。間違いなく初恋は、キリトだった。それは、絶対に間違えていない。……キリトに出会って、世界が変わったんだから。だけど、今はリュウキの姿も胸の奥、心の中ではいる。世話を沢山焼いて、そこから来る保護者的感情を多いに刺激されて、色々と世話をしていく内に、リュウキの事をよく知れた。知っていく内に、余所見しない、二兎追うもの一兎も得ず。と想っていた筈なんだけど。
(はぁ〜……あたしは何処に向かってるんだか)
悩み多けれど、精一杯、恋せよ乙女。色々とそう言う類の話は聞くけれど、実際にいざ自分がなってしまうとは、とリズは暫く色々と考えさせられてしまっていた。
〜学校校舎3F カウンセリング室〜
様々な話を聞かれて、そして答えていく。そして、次の段階で、キリトが当初に言っていた『プレイヤーのログデータを見れば判る』と言う言葉のとおりにそれを踏まえての話になっていた。菊岡は、ノートパソコンを開き、プレイヤーたちのログデータの一部をディスクトップ上に写して聞いた。
「ここだよ。この座標に高レベルプレイヤーたちが集まってるけど、それはBOSS戦だからかい?」
菊岡は、そう聞いているけど、それよりもその妙な笑顔が気になってしまっている。大体察しが付く。リュウキもキリトもソロでいる事が多い。それは、過去の膨大なデータが物語っているのだ。そんな中で、人が多い所に行ってる???と疑問に
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