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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第159話 Debriefing vol.3
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ていたのだ。

「最初から、無茶苦茶だったんだね、リュウキは」

 リズは、ニヤリと笑いながらそう言う。白銀の伝説もよく知っているし、そう言えば最初の方に出回った話だったな、と思い返していた。

「あ、私も聞いた事ありましたよ? 白銀の勇者の話。……いつからですか、勇者から、剣士に変わってましたが」

 シリカも頷いた。
 勇者から戦士に変わったのは、しばらくしてからの事。……実はリュウキが変えさせたと言うのは秘密、アルゴしか知らない事だ。流石に、全てを無かった事にするのには、あまりに情報が広がってしまったから不可能だったから、時間をかけて、勇者等と言う単語から剣士に変えたのだった。

「うん。……その後のトールバーナでの攻略会議は、お姉ちゃんと同じ。……リュウキ君に色々と教わっていて」
「へぇ、そこから、色仕掛けしていったんだ?レイは。く〜やるわね〜」
「そそ、そうなんですかっ!!」
「ええ!!」

 リズの言葉でみんなが沸く。だけど、レイナは慌てて否定する。

「そそそ、そんな事しないよっっ!! ……それに、リュウキ君の最初の頃の事、知ってるでしょ……みんな」
「あ……」
「ま、まぁ……」
「……??」

 この場では直葉以外の皆知っている。
 リュウキは、鈍感〜というより年頃の男の子としての感性を持ち合わせていない男の子だと言う事を。

「それに……、わ、私が泊まっていくと思って、ベッドを明け渡してくれたし、本人はあっさりと寝ちゃうし……、最初の頃、私の事は女の子としてみてくれていないんだって思っちゃったくらいだよ……」
「そ、それは女の子としては辛い所よねー……」
「気持ち、判ります……」
「あ、ははは……」

 レイナの言葉に苦笑いをするしかなかった。レイナの事を知っている人なら、正直愕然とするだろう。同じ女である自分達から見ても、本当に綺麗だから。ただ、色々と可愛い所が多いから、綺麗、美人と言うより、幼さを際立たせていているから、シリカの様に可愛いと言う言葉が似合うから。そんな彼女の事を気に求めてなかったリュウキにただただ脱帽なのだ。


 そして、話は続く。

 その後に色々とあったりした。
 BOSS攻略会議は勿論、BOSS戦にも参加していたから、会う事は出来たのだが……。用事が終われば消える様に姿をくらませるのだ。時には転移結晶も使って。だから、満足に話をする機会が物凄く少なかった。

 情報屋のアルゴに問い合わせても、あまり情報を得る事ができない。

 現在いる場所は無理だったけど、以前まで居た場所、拠点にしていた場所〜を巧みに聴き出す事は出来たから、それを頼りしたりしていた。

 そして、それは第55層・グランザムでの事。

 血盟騎士団本部がある
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