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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第159話 Debriefing vol.3
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思っている筈なのに その仕草、嫉妬している時の仕草がとても可愛らしく見えてしまって、羨ましい、悔しいと言う気持ちだってあるハズなのに、自然と笑顔になってしまうんだ。
「その金属アイテム、ってどんなのなんですか?」
直葉には、いまいちピンと来てない様で、リズにそう聞いていた。その代わりに答えたのがアスナだ。
「ん〜、ALOでもレア鉱石や、レア
金属素材
(
インゴット
)
ってあるよね? 実際に比べられるわけじゃないから、一概に意は言えないけど、SAO時代の情報の曖昧な部分も含めたら、ミスリル……、いや、《オリハルコン・インゴット》くらいの価値はあったと思うよ? 当時で言えばさ」
「っっ!? え、えええ!!」
アスナのその説明を聴いて思わず絶句をしてしまう直葉だ。オリハルコンと言う名のアイテムは様々な、RPGで出てくるレアなアイテム。勿論ALOでも、最高クラスの
金属素材
(
インゴット
)
だ。邪神モンスターが極稀に、ドロップするか、もしくは、
伝説級武器
(
レジェンダリーウェポン
)
を
鍛冶職人
(
マスター・スミス
)
が素材アイテムとして、溶かすと 入手する事が出来る。
前者は、異常に強いモンスターと戦わなければならず、後者は超が付くレア武器を手放さなければならない。故に、レア度は、文句なしのSクラスなのだ。 だからこそ、直葉が驚くのも無理はない。
そのアスナに同感だと頷くのがレイナだ。
「そうだよね。その頃って正確な情報も出回ってなかったし……、ただ、ドラゴンを倒すだけで手に入れられる、っていうアイテムでも無かったから。……しょーじき、リズさんたちがゲットした事もすごーい! って思ってる位だよ」
レイナも頷きながら苦笑いをしていた。
リュウキがリズに渡した事は知っているからだ。あれらのアイテムを全て金銭に還元してみると……1000万の大台に乗ってもおかしくないだろう。寧ろ絶対に乗ると今なら思える。
話に聞いた限りでは、クリスタライト・インゴットを入手出来た人は、アルゴでも知らなかった位だから。
「まぁね……、だーれが好き好んであんな大穴、それこそ死んでもおかしくない、縦穴に入ったりしないからね。……ほんっと偶然だったよ。あの時は」
リズは、何処か遠いところを見るかの様に、空を見上げていた。あの巣穴で、キリトと共に野宿をした事を思い出している様だ。
「……そ、それをあっさりと全部! リズさんに上げたんですか?? リュウキさんっ!! そ、そんなの、あの時、サクヤたちにあげてた10万ユルドミスリル貨いっぱいの袋なんて可愛いもんじゃないですかっ!!」
直葉も、ベテランのALOプレイヤーだ。
アイテムの価値も勿論、金を集める難しさも知っている。知っているからこそ、驚きを隠せれない。それに
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