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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第12話 再会と会議
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が2つ、腕が4つある巨人です。武器は2つのハンマーです。攻撃パターンは……」
隣に座っていたキリトが不意に言った。
「いつのまにボスの情報を…」
「それは、俺が偵察しておいたんだ」
「お前ならやりかねないな」
キリトは驚かず少し笑いながら言った。
「偵察も1人でやっちゃうんだもん。凄いよねー」
後ろに座っているサキが言う。
「1人って…結構大変だったんじゃないのか?」
「そこまではなかったぞ」
そこまで話しているとアスナが声のボリュームを少し上げて言った。
「それではレイドを作るため、パーティーを組んで下さい!」
それを聞くと俺はキリトに言った。
「今回も組むか?キリト」
「お互いそれ以外方法はないだろ」
俺はキリトにパーティー申請をして、キリトが承認する。
そのあと、俺は振り返ってサキ達に聞く。
「サキ達はどうする?」
「じゃあ、入れてもらおうかな」
「私もお願いします」
2人にもパーティー申請を送る。
するとアスナがこっちに来て言った。
「カゲヤ君。私もパーティーに入れてもらえるかしら」
「別に構わないが…ギルドの奴と組まなくて大丈夫なのか?」
「丁度6人いたから問題ないわ」
「そうか」
アスナもパーティーに加わる。
そのあと、アスナは周りを見渡す。
「全員パーティーが組めたようね」
そう言うとアスナは広場の中央に戻っていった。
「パーティーが組み終わったようなので次は隊の構成を決めます。まずはタンクから……」
「……以上です!ボス討伐は12時半から行います。この本は道具屋などに無料で配布しているそうなのでそれまでにボスについて確認しておいて下さい。それでは、解散!」
プレイヤー達は次々と立ち上がり本を手に入れるために道具屋などに向かう。
俺は6冊買っておいたから残りをみんなに配る。
「もう一度ボスの攻撃パターンについて確認しておくぞ。最初は、ハンマーの振り下ろし、薙ぎ払い、それを3回繰り返してから広範囲の雷系のブレスだ。そして1番厄介なのがランダムで放つ拳の叩きつけだ」
俺は本を見ながら言うとキリトも本を見ながら言う。
「対処の仕方は確かボスが拳を握りしめたら放ってくる、だったか?」
「ああ、ボスの手さえ見ておけば大丈夫だ」
「あとはブレスを注意しておけばなんとかなりそうだな」
「あとは…特にないな。じゃあ、時間まで自由にするか」
「そうだな」
「12時半にここに集合でいいか?」
そう言うとみんな頷く。
「じゃあ、またあとで」
言い終わるや否やみんな立ち上がり一時的に別れた。
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