マブラヴ
1069話
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生成され、その場にいる者達を覆い尽くしていく。
「転移」
その言葉と共に転移フィールドが眩く光り、次の瞬間には俺達の姿はオーストラリアにあるシャドウミラーの基地へと現れていた。
やがて基地の中に現れた俺達の姿に気が付いたのだろう。量産型Wの乗ったエアカーがこっちの方に近づいてくるのが見えた。
ちなみにこのエアカー、ホワイトスター内部で使われている奴で、当然このマブラヴ世界では色々とオーバースペック……それこそ場違いな工芸品と呼ばれるオーパーツに近いものだったりする。
「アクセル代表、お待ちしていました。輸送機に積み込んだBETAはすぐに運び出します。その他のBETAも研究施設の方に運んでおきますので」
「ああ、頼む」
ニーズヘッグのコックピットから降りつつ、量産型Wへと答える。
何だかんだと、結構時間が掛かったな。
既に時刻は昼を回っており、昼食の時間はとうに過ぎ去っていた。
マブラヴ世界にあるこの基地には量産型Wしかいないが、一応食堂の類も存在している。
料理に関しては、四葉を始めとした者達から得たデータや経験を使っているので絶賛するほどに美味いという訳ではないが、それでも十分に食えるだけの料理は出される。
ただ……どうせなら量産型Wが作った料理ではなく、ホワイトスターに戻って交流区画で何か……そう思った、その時。
不意に通信機が鳴る。
何だ? レモンから捕獲してきたBETAに関して何らかの注意点でもあるのか?
そんな風に思って通信機のスイッチを入れると、通信機のモニタに映し出されたのはエザリア。しかも何だか妙に切羽詰まった表情を浮かべている。
『アクセル、恭順派の本拠地と思しき場所が特定されたわ』
そう、告げたのだった。
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