暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第158話 Debriefing vol.2
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本当に……良い思い出……ダッタハズ。
でも、でも……、それだけじゃなかった。
そこは花の都、フラワーガーデンと呼ばれる程、美しい層。
なのに……そこには最悪なモンスターがそこを根城にしているんだ。変なネバネバな粘液を持つイソギンチャクみたいなモンスターに絡まれたり、さらに……、醜悪な歩く花に、持ち上げられてしまって……スカートの中を……。
「……////」
シリカは当然、そこまでは口にしなかった。皆も、顔が赤くなっているのは2人に助けられた思い出があるからだと想っていたから、そこまで追求はしなかった様だ。
出会いの話は取り合えず、シリカの番は終わりだ。
次に話をしたのはリズ。
「そーだねー、あたしの場合は、2人とも別々に、だったかなぁ?キリトとリュウキは一緒じゃなかったわよ」
「へー、そうなんですか」
直葉は相槌を打ちつつ話を聞く。その相槌を聞いたアスナは、補足をした。
「ふふふ、キリト君とリュウキ君って、一緒にパーティ、コンビを組んでるって印象が強いんだけど、期間的にはそうでもないんだ。キリト君も、だけど。それよりもリュウキ君がパーティを組むなんて、滅多に無い事なのに、キリト君とは何度もくんでいたから、強く認識されただけなんだよ」
「ああ……、成る程」
直葉は、アスナの言葉を聴いて頷いた。確かに、誰とも殆ど組まない人が、同じ人と何度か組み、それを数度見られたら、定着してしまうだろう。例え期間が短かったとしても。
「そ、だからあたしが先に知り合ったのはキリトから、だね。まー、シリカの様にドラマチックな出会いじゃなかったなぁ」
リズは、快晴の青空を眺めながら思い返す。
――……そう、あの世界の空もこんな感じだった。
詳細部分は、情報量が違い過ぎるから、やっぱり違うと言えばそうだけど、思い出の中では補正が掛かっているから、同じだと思える。いつも通り、接客をしなければ、と笑顔で迎えた所に、キリトが来ていた。オーダーメイドを頼みたいと言う事だ。……その全身真っ黒な成り立ちを見てリズは当初は財布の心配をしていた。武具を加工する為に必要な金属素材の相場がどんどん上がってきているから。
なのに、キリトと来たら『予算は気にしなくていい、今できる最高の剣を』と言っていた。
最強と言われても、それには様々な定義がある。
如何に強大な力があったとしても当たらなければ意味はない。
如何に俊敏に触れる剣があったとしても、ダメージを与えられなければ意味はない。
故に、具体的な数値データ、武器性能の目標値を示さなければならない。本人が、敏捷値型なのか、筋力値型なのか、それによって調整もしなければならないから。
それを言うと、キリトは一本
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