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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第158話 Debriefing vol.2
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している事が殆どだけど、敵を倒す数等が主なお題。そして、見た所殆ど五分五分だった。
(……リュウキくん、もう殆ど《眼》は使ってないって思うから、一概に本気って訳じゃなさそうだけど、それはキリトくんだって一緒。……もう、そんな場面は無い方が良いんだよね)
レイナはそうも思い描いていた。2人の本当の本気時。それは2人とも違うが、ある程度のリミッターは2人の中で存在しているだろう。
リュウキは勿論あの眼。そして、表情。
その姿は、鬼と形容されていて、一部からは、畏れらさえしていたが、その姿はもう息を潜めている。
キリトは、リュウキ程まではいかないが、その鬼気迫る表情。……そして異常なまでの反射速度だ。限界を超えて、何よりも早く、閃光よりも早く振るわれる神速の剣。
そんな本当の本気になる様な場面は、健全なゲームの世界では見なくていい。……見せなくていいんだ。
レイナはそう思っていた。
そして、暫く考えていた直葉が口を開く。聞きたかった事があるからだ。
「そう言えば、前から聞こうとは思ってたんですけど、皆さんはどうやってお兄ちゃんと知り合ったんですか? リュウキ君とお兄ちゃんは一緒な時が多いって聞いてますけど、やっぱり 一緒だったんですか?」
《キリトとリュウキ》
2人の男との出会いの事である。
その場にいる皆は、それを語る事ができるメンバーだ。
「私はですね……」
まず、シリカが答えた。
――……今でも、目を瞑れば鮮明に思い出せる
あの日、自分は本当にいい気になっていた。
竜使いだと、珍しいビーストテイマーだと、皆に、もてはやされて。
そのせいで、当時の最愛の友達であるピナが自分を庇って消滅してしまったんだ。そして、その凶刃は自身にも迫ってきていた。だけど、動けない。死んでしまったピナを見て、動けなかった。そこで、助けてくれたのがキリトだった。
最初は、事態が飲み込めなかった。ただただ、涙を流して自分のせいで死んでしまったピナに謝っていた。
そうしている内に、リュウキにも出会った。
最初は、助けられたと言うのに警戒をしてしまった。ピナを失った事もあるが、男の人をあまり信用してなかったのだ。現実世界では、異性と付き合った事すら無かった自分が、求婚まで迫られた事もあり、恐怖の対象として見てしまった時期だってある。それからは、ビーストテイマーとなり名前も知られて、ちやほやされたから、少しは薄れてきていた。……その代償がピナを失う事態に見舞われる事も知らずに。
兎も角、自分が警戒していることが顔に出ていたんだろう。リュウキに、見破られてしまって慌てた。だけど、リュウキの素顔を見て、悪
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