暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第156話 夏の日差しの下で
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したら、予定が入ってるんだよ!!」
「はい。聞いておりますよ。AM10:00。臨時カウンセリングとの事ですね?そして、終わり次第、皆様と遊ぶと」
「う、うん。リー……、直葉は泳げないんだって。だから、皆で一緒に教えよう……って事になったんだけど、きり、和人とオレが同じ日にカウンセリングを受けるって事になったんだ」
「……そうですか、坊ちゃんなら大丈夫でしょう。勿論和人様も。……楽しんできてください」
「う、うん!」
隼人は、さっと食事を済ませる。時間はまだあるし問題無い。今日は、玲奈達は他の皆と一緒に行く。
……そもそも、自分の家から結城家の間に学校があり、迎えに行く、と言っても『それじゃ、完全な遠回りだよ?』と言って笑うのだ。
遠回りするなら、互いに早く行って、長く学校で会う方が良い。と玲奈は言っていた。だが、迎えに来てくれる事自体はとても嬉しいし、そう言うのも大好きだ。だから、家にまで迎えに来てくれるのは、別に学校の行き帰りじゃなくても良い。
『遊びに行く時に、宜しくね♪』と言って、玲奈は ニコリと笑うのだ。
公共機関を使う事が当初は多かったが、どうしても足に不自由をしてしまう為、隼人は和人と示し合わせて、原動機付自転車免許 所謂 原付免許を取得する為、自動車学校にも通った。
そして原付自体は和人は、エギル伝手で。隼人はお古を譲って貰った。
たまに、2人でツーリングに行くのも楽しいものだった。ただ、……速度制限は必ず守り、絶対に安全運転をする事!と言う旨を延々と爺やから、そして玲奈にも聞かされ、それは和人も同じような感じで、明日奈や直葉、翠に聞かされ……。だから、あの世界の様に無茶な速度を出したりはしていない。
システムのアシスト〜なんて代物もないし、1回のクラッシュで全てがおじゃんだから、そもそもできるものじゃないのだ。
直葉は、時折通学に乗せてもらっている様だけど、評価が辛辣。
『うるさい・臭い・乗り心地悪い』の三拍子。
直葉の評価はともかく、隼人は……、いや 和人もきっとそうだろう。風の様になれるバイクの気持ち良さは確かにあった。あの世界では、空を飛ぶ楽しさがあるから、それには負けてしまうが、現実世界の翅。それが自身ではバイクだった。元々レース系のゲームもプレイした事がある、と言う訳もあるとは思うけど。
「うん。今日はいい天気だし……」
時間もあるし、気晴らしに回してこよう。隼人はそう思った。……それが判っていたのか。
「安全運転でお願いしますよ?」
「わぁっ!」
後ろで、珈琲を楽しんでいた綺堂にそう釘をさされる。いつもそうだが、爺や事綺堂は、隼人の思考を完全にトレースし、確認もできるのだろうか……? だとしたら、稀代の天才は隼人では
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