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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第50話
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その後一行は、幾度かモンスターと遭遇しながらも、皆の連携あって全て返り討ちに出来た。

そうこうしている内に、一行は神殿の奥に辿り着き、目の前に佇むとひらを開けると、部屋の奥にはNPCが言ってたサイズと同じ大きさの真珠が、鳥の巣のようになっている所の上に置かれていた。
キリト『よいっしょっと。』
キリトは早速真珠を抱え上げる。かなり大きい真珠なだけか、その時重さは尋常ではない。市販のお米10Kgと同等かそれ以上の重さだったが、キリトは気にしない。

ーーーー

≪タッタッタッ……≫
目当ての真珠を見つけた一行は、盗賊を気にしながら神殿を出た。
クライン『はぁ〜、俺当分、蟹や海老は見たくないな。』
エギル『加えて、イカとタコもな。』
階段に腰掛けたクラインとエギルは愚痴をこぼし始めた。遭遇したモンスターは魚以外に、上記の蟹,海老,イカ,タコの姿をしたモンスターが道中に嫌と言う程に待ち構えていたからだ。

クライン『それにしても、最後まで鯨は出て来なかったな。』
エギル『だな。』
シリカ『けど、ユイちゃん凄く楽しそうでしたよ。』
クラインとエギルは、鯨が出て来なかった事にガッカリしたが、シリカはユイちゃんの方は楽しそうに見えたと言った。

キリト『老人、土産物を取り返しましたよ。』
Nerakk『おお、これじゃこれじゃ。』
キリトは神殿から持ち出した真珠をNPCに差し出す。
リズベット『そういえば、この神殿を根城にする盗賊も出なかったよね?』
フィリア『確かに。』
ストレア『変だよね、このクエスト。』
リズベットの一言にフィリアとストレアが頷いた。フィリア達の言う通り、キリト達は道中にて、盗賊と出会す事はなかった。疑問を抱くもの当然である。

キリトがNPCに真珠を渡そうとしたその時…、
アスナ『??キリト君待って??』
キリト『??』
アスナが出て来て真珠を取り上げ、真珠を太陽の光にかざした。
キリト『おい??』
キリトはそんなアスナを注意しようとしたが…、
≪パァッ??≫
キリト『??』
その目に映った物を見て絶句した。およそ1mくらいある胴と胴から出っ張った丸いお腹を持つ生き物。
≪ドックンッドックン……≫
しかも動いている。
アスナ『これ、真珠じゃなくて卵よ??』
『『『『『??』』』』』
キリト『何だって??』
フィリア『それじゃあ、盗賊って言うのは、私達の事??』
シリカ『そんな??』
アスナの言う通り、それは真珠ではなく卵。これには一同も驚く。そして、事を察したフィリアとシリカは愕然となった。

Nerakk『さあ、早くそれを渡せ。』
『『……。』』
NPCは卵を渡すよう迫るが、キリトとサチは渡すまいと立ち塞がる。
Nerakk『渡さないのなら、力ずくで
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