『There is Nothing』
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虚ろにしか見えない足元じゃ躓いても仕方ない。
迷ったり間違ったり、そんな可愛いもんじゃない。
ただただ耐え続けてくしかない。
だとしたなら僕は此のまま、躓いたまま、立ち上がりたくはない。
深紅に染まるは此の手だけじゃない。
心臓からジワジワと躰の奥から深紅に染めてく。
此処に居ちゃいけない僕。
僕は飛べないから、地を這ってでも抜け出そう。
理想なんてモノは何もない。
何も期待できないから。
何もできないから。
自由なんて無いから。
確かなものなんて過ぎた現実くらいだろう。
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