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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第2部
第6話 居酒屋鳳翔へようこそ
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無音潜行ッ?? いいか、音を立てるなよッ??」

一本の魚雷が放たれ、機関音が止まる。
それ≠ヘ静かに、音も出さずに深海へ沈んでいった。

「……ノイズ魚雷炸裂を確認」
「連中≠フ動きは?」
「…………徐々に遠ざかります、付近に敵影無し」

周囲に安堵の空気が流れる。

「艦長、如何しますか?
これ以上連中≠ノ時間を割いては、グワデン≠ノ危険が……」
「分かっている副長。
だが事は慎重にならなければならん。
あの日本兵達の話を信ずるなら、日本にいる艦隊は間違いなく連邦軍≠フ艦隊だ。
最悪、出会った瞬間戦闘になる可能性すらある」
「しかし、これ以上時間を掛けては如何にソロモンの悪夢≠ニ言えど……」
「だからこそだ、戦闘になれば此方が不利だ。
出来るだけ被害は抑えたい」

艦長と呼ばれた男は、パッシブソナーを睨みながら押し黙った。

「副長、敵が当海域を離脱し次第、メインタンクブロー。
急速浮上だ。
そろそろ艦内の空気を入れ替えなければならん」
「了解しました」
「ドライゼ♀ヘ長、敵が離脱しました。
付近に敵影無し」
「よし、急速浮上。
メインタンクブローだ」

緑色の船体を持つ潜水艦が、海底から浮上を始める。

「ガトー少佐=Aデラーズ閣下=c…今しばらくお待ちください……必ず、戻ります」

ジオン公国の潜水艦、ユーコン級U-801≠ヘ月が見下ろす中、大海原へ姿を現した。
目指すは日本、九州。

新たな胎動者達の戦いは、既に始まっていた。



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