バーサーカー差し替え編
フランドール・D・A・B・H・ヴィクトリアの場合
#01
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そして厳かな雰囲気を醸し出していた。
フリーズした雁夜だが、暫くして復活し、震える声でフランに告げた。
「……お、俺の名は間桐雁夜。サーヴァントを召喚したマスターだ。逆に問うが、お前が俺のサーヴァントか?」
雁夜はそう言い、左手の甲に浮かぶ三画の令呪をフランに見せた。
「ククククク。確かに確認した。サーヴァント、モンスター。これより貴様をマスターとし、貴様を一人前まで育てよう。あぁ、あと私は真名を知られてもさしたる問題は無いから、フランと呼べ」
そう言ってフランは右手を雁夜に差し出した。
「? フラン?」
「握手だ。よろしく頼むぞ。
マスター君。喜べ、どうやらこの戦、たった今をもってして私が本気になるべき価値となったようだ」
雁夜は、フランの言った事の真意を測りかねたが、握手の為に出されている手を無視するのもアレだった為、雁夜は取り敢えず出されている右手を自身の右手で握った。
ココに、優勝候補足り得る半英霊と化け物のコンビが誕生した。
遠坂邸庭園に於ける、アーチャーVSアサシンの第四次聖杯戦争開幕戦より一週間前の出来事である。
「あ、そう言えば、ジジィには具体的に何したんだ?」
「蟲の望みだった不老不死を与えた後に泣き喚きながら『もういっそのこと殺してくれ』って言い出すくらいに殺して殺して殺しまくった後に摩耗して腐敗した魂を再生させてまだ人間だった頃の望みを思い出させてそれを認識させた後にその事指摘しながら重箱の隅を啄く勢いでNDKして絶望の底の底のドン底まで叩き落として、精神的にぶち殺した後に固有堆積時間を奪い尽くして灰にした。人間、彼処まで行くともう嘲笑ってやるしかないよな」
間桐雁夜 は 考える事を 放棄した。
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間桐邸で雁夜とフランの2人が楽しいやり取り(?)をしている頃。此度の争い――第四次聖杯戦争は、幾つもの異常事態が勃発していた。要因は幾つかあるが、一つはフランがサーヴァントとして召喚されたのではないのが原因である。
他でも無い、モンスターの他にバーサーカーのクラスを以て召喚された事で、極々一部の能力に制限が掛かっているとは言え、ステータスを始めとする能力値、スキル、魔力、能力、武器、眷獣等々、ほぼ全てが十全の状態で召喚されている事。
更に、第一次の時より使われぬ
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